スタッフ「森」の記事

焼き物工房 野はら屋-九州のうつわ展 vol.2-

今回も開催中の『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』よりご紹介。


福岡、大分、熊本を巡った今冬。今回私は鹿児島に行くことが叶わなかったのですが、昨年に引き続き<焼き物工房 野はら屋>の陶器、<艸茅窯>の磁器と、新たに白竹の編組品や<TE.ON>のボタニカルコスメと、鹿児島の魅力的な品々が届いております。


今回は1年ぶりの入荷となる鹿児島県薩摩川内市<焼き物工房 野はら屋>のご紹介です。

作り手の佐々木かおりさんは、大学進学で渡った沖縄で焼き物と出会い、<読谷山焼 北窯 松田米司工房>に弟子入りし一期生として10年間修行。2006年に地元鹿児島で<焼き物工房 野はら屋>を開窯されました。


桜島や霧島の灰や土を用いて生み出される器は、<龍門寺焼>や<苗代川焼>のような薩摩の黒もん、沖縄の形、それらのルーツにあたる朝鮮の焼き物とが融合した、佐々木さんならではの表現。

<fennica>では2015年に開催した『読谷山焼北窯 松田米司と6人の弟子たち展』でご紹介してからのご縁です。

昨年は黒もんを中心としたご紹介でしたが、今年は動きのある緑飴釉の流し掛けや刷毛目の器、白土の軽やかな器など、より幅広く佐々木さんの仕事をご紹介しております。


<焼き物工房 野はら屋>8寸皿
価格:¥8,250(税込)
商品番号:56-71-1778-105



<焼き物工房 野はら屋>7寸皿
価格:¥6,930(税込)
商品番号:56-71-1779-105



<焼き物工房 野はら屋>4寸茶碗
価格:¥2,750(税込)
商品番号:56-71-1783-105

<焼き物工房 野はら屋>3.5寸茶碗
価格:¥2,090(税込)
商品番号:56-71-1782-105



<焼き物工房 野はら屋>4.5寸浅鉢
価格:¥3,520(税込)
商品番号:56-71-1785-105



<焼き物工房 野はら屋>5.5寸丼
価格:¥5,500(税込)
商品番号:56-71-1784-105



<焼き物工房 野はら屋>4寸皿
価格:¥3,190(税込)
商品番号:56-71-1781-105

<焼き物工房 野はら屋>白土4寸皿
価格:¥2,530(税込)
商品番号:56-71-1780-105



<焼き物工房 野はら屋>ぐい呑
価格:¥2,750(税込)
商品番号:56-71-1787-105

<焼き物工房 野はら屋>白土平湯呑
価格:¥2,750(税込)
商品番号:56-71-1791-105



<焼き物工房 野はら屋>蕎麦猪口
価格:¥2,530(税込)
商品番号:56-71-1789-105

<焼き物工房 野はら屋>コップ
価格:¥2,090(税込)
商品番号:56-71-1788-105



<焼き物工房 野はら屋>マグ
価格:¥5,500(税込)
商品番号:56-71-1790-105



<焼き物工房 野はら屋>カップ&ソーサー
価格:¥6,930(税込)
商品番号:56-71-1786-105


佐々木さんの力強くきりっとした形、躍動感ある施釉の器をぜひ見にいらしてください。


6/25(水)から6/30(月)までの期間、「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」も開催しております!

ぜひこの機会にfennica STUDIOへお立ち寄りください。

初日夜に行ったイベントをご紹介するインスタライブのアーカイブもぜひご覧ください。▶︎こちら



『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』
会期:6/21(土)-29(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

かじや窯と小代焼中平窯、小代焼瑞穂窯-九州のうつわ展 vol.2-

6/21(土)よりBEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIOにて開催中の『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』

初日よりイベントを目掛けてご来店いただき嬉しい限りです。誠にありがとうございます!


前回のブログでご紹介した<小石原焼>に続いて向かった先は熊本県。

<小代焼ふもと窯>にて修行の後熊本県山鹿市にて独立された<かじや窯>、熊本県荒尾市の<小代焼中平窯>、<小代瑞穂窯>と、<小代焼>や<小代焼>に由縁のある窯元を巡りました。


<小代焼>は、1632年細川家の肥後入国をきっかけに、<上野焼>陶工 牝小路源七と葛城八左衛門が小岱山麓にて窯を開いたことが起源とされています。

朝鮮半島の流れを汲んだ技術、鉄分を多く含む粘土と藁灰釉を用いた素朴な焼き上がりが特徴で、現在は11の窯元がその伝統を継承しています。



<かじや窯>は、鳥取市生まれ和歌山市育ちの米原暁雄さんが、日本大学農獣医学部林学科卒業後、<小代焼ふもと窯>にて15年修行の後に2015年に開窯した窯元。<かじや窯>は地名の梶谷から名付けられています。

<fennica>では2年前からのお取り扱いです。


ギャラリーにて米原さんご夫妻とお話ししながら選ばせていただきました。


ギャラリーに置かれた器やそれをもとに製作を依頼。

マグは幾つか作られている形の中から、昨年に引き続き台形マグ(左のみ)を選ばせていただき、他の施釉のご相談をしてオーダー。幕掛けの施釉は雲のような柔らかな表情です。


<かじや窯>台形マグ
価格:¥3,740(税込)
商品番号:56-71-1067-591


米原さんは、天草の粘土と山鹿の赤土を混ぜて作られる陶土や、ご実家で育てる米の藁を燃やし出た藁灰や木灰など、地のものを用いて作陶されています。<小代焼>の伝統に山陰の面影が重なる器は<かじや窯>ならではの魅力です。


<かじや窯>蕎麦猪口
価格:¥1,760(税込)
商品番号:56-71-0695-591



<かじや窯>耳付皿
価格:¥6,600(税込)
商品番号:56-71-1731-591



<かじや窯>ピッチャー
価格:¥6,600(税込)
商品番号:56-71-1729-591



<かじや窯>丼
価格:¥3,630(税込)
商品番号:56-71-1728-591

<かじや窯>飯碗
価格:¥2,640(税込)
商品番号:56-71-0691-591

<かじや窯>カトラリーレスト
価格:¥990(税込)
商品番号:56-71-1730-591



次に訪れたのは<小代焼中平(なかでら)窯>。<一勝地焼>成田勝人氏と<小代焼ふもと窯>井上泰秋氏のもとで修行した西川講生さんが1991年に開窯した窯元で、佐賀大学美術・工芸課程を卒業した長男の智成さんと親子2代で作陶されています。


写真は智成さん。こちらの3袋の登り窯とガス窯を有しており、伺った際は登り窯に窯詰めしているところでした。


ギャラリーで選ばせていただいた器とこれから登り窯で焼き上がるものから分けていただけることに。


智成さんがさっと点ててくださった抹茶も美味しく、器もまた素敵でした。


<中平窯>は窯場で採れる小代粘土と、小代粘土を用いた独特の釉薬と藁灰、木灰釉との調和で、柔らかさの中に力強さを感じる焼き上がりが魅力です。今回は講生さんが作られている印花皿や、青小代を中心にご用意しました。


<小代焼 中平窯>7寸印花縁付皿
価格:¥8,250(税込)
商品番号:56-71-1715-592

<小代焼 中平窯>6寸印花皿
価格:¥5,280(税込)
商品番号:56-71-1713-592

<小代焼 中平窯>7寸印花皿
価格:¥7,480(税込)
商品番号:56-71-1714-592

<小代焼 中平窯>飴釉印花大皿
価格:¥19,800(税込)
商品番号:56-71-1716-592



<小代焼 中平窯>縁付5寸皿
価格:¥2,750(税込)
商品番号:56-71-1710-592

<小代焼 中平窯>丸丼
価格:¥5,280(税込)
商品番号:56-71-1711-592

<小代焼 中平窯>輪花小鉢
価格:¥1,980(税込)
商品番号:56-71-1709-592



<小代焼 中平窯>輪花筒向付
価格:¥2,750(税込)
商品番号:56-71-1708-592

<小代焼 中平窯>マグ
価格:¥3,300(税込)
商品番号:56-71-1707-592



<小代焼 中平窯>長角皿
価格:¥5,060(税込)
商品番号:56-71-1712-592



<小代焼 中平窯>7寸輪花皿
価格:¥7,480(税込)
商品番号:56-71-1717-592

<小代焼 中平窯>扁壺
価格:¥16,500(税込)
商品番号:56-71-1718-592

<小代焼 中平窯>鶴首花器
価格:¥16,500(税込)
商品番号:56-73-0696-592

<小代焼 中平窯>一輪挿
価格:¥6,820(税込)
商品番号:56-73-0694-592

<小代焼 中平窯>鶴首花入
価格:¥19,800(税込)
商品番号:56-73-0695-592



最後に向かったのは<小代焼 瑞穂窯>。福岡県大牟田市で民藝店を営んでいた福田豊水さんが、古小代を蒐集していた祖父の影響を受けて、1973年に独学で興した窯元です。


2代目の福田るいさんは、九州産業大学芸術学部美術科で油絵を学び、父 豊水さんのもとで修行後、栃木県益子町にて島岡達三氏に師事。帰郷後に<小代焼 瑞穂窯>にて<小代焼>の伝統と先代の遺した釉薬を受け継ぎ、現在は国内の他、ドイツでも個展を開催されています。


<fennica>では昨年からのご紹介で、独自の藍釉や鎬をはじめとした器をセレクト。


今年は福田さんからお勧めいただいた“ちゃぷちゃぷ”という1人用の茶漉し道具(※茶漉しも付きます)やパンを容れるドラ鉢“パンどら”など、福田さん独自の器もご用意できました。塩壺やタイルなどの型押しは一つひとつ異なる表情で店頭のみの販売のため、ぜひ見にいらしていただきたいです。


<小代焼 瑞穂窯>ちゃぷちゃぷ
価格:¥2,970(税込)
商品番号:56-71-1695-766





<小代焼 瑞穂窯>8角皿 中
価格:¥3,520(税込)
商品番号:56-71-1681-766

<小代焼 中平窯>8角皿 大
価格:¥5,940(税込)
商品番号:56-71-1098-766

<小代焼 瑞穂窯>鎬カップ
価格:¥2,420(税込)
商品番号:56-71-1096-766



<小代焼 瑞穂窯>マグ
価格:¥4,620(税込)
商品番号:56-71-1686-766

<小代焼 瑞穂窯>鎬カップ
価格:¥2,420(税込)
商品番号:56-71-1096-766

<小代焼 瑞穂窯>ぐい呑
価格:¥2,640(税込)
商品番号:56-71-1689-766



<小代焼 瑞穂窯>ポット1
価格:¥23,100(税込)
商品番号:56-71-1678-766

<小代焼 瑞穂窯>ポット2
価格:¥22,000(税込)
商品番号:56-71-1679-766

<小代焼 瑞穂窯>スパイダー花碗
価格:¥3,410(税込)
商品番号:56-71-1097-766

<小代焼 瑞穂窯>耳付鉢
価格:¥5,500(税込)
商品番号:56-71-1683-766

<小代焼 瑞穂窯>6寸皿
価格:¥4,400(税込)
商品番号:56-71-1093-766



<小代焼 瑞穂窯>片口酒器
価格:¥5,280(税込)
商品番号:56-71-1688-766

<小代焼 瑞穂窯>アサガオ5寸鉢
価格:¥4,950(税込)
商品番号:56-71-1682-766



<小代焼 瑞穂窯>塩壺 大
価格:¥4,950(税込)
商品番号:56-71-1692-766

<小代焼 瑞穂窯>塩壺 小
価格:¥4,400(税込)
商品番号:56-71-1693-766



<小代焼 瑞穂窯>タイル
価格:¥2,420(税込)
商品番号:56-71-1694-766



<小代焼 瑞穂窯>パンどら
価格:¥11,000(税込)
商品番号:56-71-1680-766



<小代焼>の伝統を汲みながらも、窯ごとの表現の違いがつぶさに表れていて面白いです。ぜひ店頭で直に触れて見てください。


そして、明日6/25(水)から「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」も開催いたします。

ぜひこの機会にfennica STUDIOへお立ち寄りください。

初日夜に行ったイベントをご紹介するインスタライブのアーカイブもぜひご覧ください。▶︎こちら



『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』
会期:6/21(土)-29(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

小石原焼 原彦窯と金丸窯-九州のうつわ展 vol.2-

いよいよ明日より、BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIOにて『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』が始まります。


大分県日田市<小鹿田焼>の次に向かったのは、峠を越えてすぐの福岡県朝倉郡<小石原焼>。

1682年に黒田光之が伊万里より陶工を招いて窯場を開いたことを起源とする<小石原焼>は、<小鹿田焼>に様々な技法をもたらした兄弟窯で、小石原の土は小鹿田と比べてきめが粗く、飛び鉋の刻みが浅いのが特徴です。




現在<小石原焼>の窯元は44軒あり、今回ご紹介する<原彦窯>と<金丸窯>のうつわからもお分かりの通り、<小石原焼>と言えどそのアプローチは様々。


<原彦窯>は、建設会社に勤められていた梶原正且さんが小石原に帰郷後<小石原焼川崎哲弘窯>にて修行の後、1991年に独立して開窯されました。京都伝統工芸大学校を卒業後、父である正且さんのもとで修行した梶原大祐さんと親子2代で作陶されています。


<小石原焼>の伝統を守りながらも、釉薬の調合の工夫で新たな試みも交えた作陶をされている<原彦窯>。


大祐さんが入られた20年ほど前から作られているというマットな質感に焼き上がる釉薬や、鉋目とのバランスを取った黒飛び鉋などが代表的な仕事です。


作業場では正且さんと奥様が仕事に向かわれていました。

<原彦窯>の軽やかな飛び鉋は北欧のテーブルウェアなどとも調和するでしょう。今回は小皿や小鉢、丼であったり、背の高い花器をイベント用に選んでまいりました。


<小石原焼 原彦窯>茶碗
価格:¥3,080(税込)
商品番号:56-71-1725-549



<小石原焼 原彦窯>マグ
価格:¥4,950(税込)
商品番号:56-71-1720-549

<小石原焼 原彦窯>スープカップ
価格:¥5,280(税込)
商品番号:56-71-1721-549



<小石原焼 原彦窯>小皿
価格:¥1,980(税込)
商品番号:56-71-1719-549

<小石原焼 原彦窯>小鉢
価格:¥2,200(税込)
商品番号:56-71-1723-549



<小石原焼 原彦窯>丼
価格:¥5,280(税込)
商品番号:56-71-1722-549



<小石原焼 原彦窯>ぐい呑
価格:¥1,760(税込)
商品番号:56-71-1724-549



<小石原焼 原彦窯>花瓶
価格:¥19,250(税込)
商品番号:56-73-0697-549


その後は<金丸窯>へ。


半農半陶の時代から10代以上続く<小石原焼>の窯元で、作り手の金丸伸一郎さんは<小石原焼>の原点に立ち戻ったものを作っていきたいという想いのもと、蹴轆轤での成形に拘り日々作陶されています。


<金丸窯>は、お客様の要望にあった器を作る昔ながらの焼き物屋。熟練の技術で応えられます。

お伺いした際は轆轤で平皿を形成されているところでした。


今回も<金丸窯>の特色である、中心から入れた目の細かな飛び鉋や刷毛目のうつわをご覧いただけます。


食卓で使い勝手の良い小皿や小鉢、深鉢などをピックアップしてまいりました。


<小石原焼 金丸窯>7寸皿
価格:¥4,620(税込)
商品番号:56-71-1661-607



<小石原焼 金丸窯>5寸皿
価格:¥2,530(税込)
商品番号:56-71-1660-607

<小石原焼 金丸窯>飴釉5寸皿
価格:¥2,420(税込)
商品番号:56-71-1670-607



<小石原焼 金丸窯>深鉢
価格:¥5,500(税込)
商品番号:56-71-1666-607

<小石原焼 金丸窯>丼
価格:¥4,620(税込)
商品番号:56-71-1664-607

<小石原焼 金丸窯>鉢
価格:¥2,420(税込)
商品番号:56-71-1665-607



<小石原焼 金丸窯>マグ
価格:¥3,850(税込)
商品番号:56-71-1659-607



<小石原焼 金丸窯>壺
価格:¥3,300(税込)
商品番号:56-71-1671-607

<小石原焼 金丸窯>小壺
価格:¥2,530(税込)
商品番号:56-71-1662-607


いよいよ明日より始まります。ぜひお手に取って九州のうつわの魅力に触れてみてください。


初日6/21(土)は昨年に続き、鹿児島県出身のスタッフ 和田健二郎が在店します。

そして、初日6/21(土)20:30頃より、イベントをご紹介するインスタライブを<fennica>オフィシャルアカウントにて行いますので、ぜひフォローしてお待ちくださいませ。▶︎こちら



『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』
会期:6/21(土)-29(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

小鹿田焼 坂本浩二窯と黒木史人窯-九州のうつわ展 vol.2-

6/21(土)より、BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIOにて『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』が始まります。


福岡県の次に訪れたのは、大分県日田市。




深い山間にある皿山トンネルを潜り抜けた先に<小鹿田焼>の集落があります。


9つの窯元が軒を連ねる<小鹿田焼>は、峠を越えたところに位置する福岡県朝倉郡<小石原焼>は兄弟窯で、300年続く民陶の里として昔の面影や風習が脈々と受け継がれています。

<小石原焼>と同じ技法が用いられますが、集落周辺の山から採取される鉄分を多く含んだ土は<小石原焼>で使われる土より焼成後に黒みを帯び、飛び鉋や刷毛目などの白化粧を活かした技法が映えます。


はじめに<fennica>で長くお付き合いいただいている<坂本浩二窯>を訪れました。


軒先には成形後のうつわが天日干しされていました。整然と並ぶ様はインスタレーションのように格好良い。


お邪魔すると坂本浩二さんと拓磨さんが轆轤に向かわれていました。流れるような手捌きに思わず見入ってしまいます。


こちらが<坂本浩二窯>の共同窯。


どの部屋で焼成するか他の窯とローテーションが組まれ、今年<坂本浩二窯>は5回窯焚きされるとのこと。


緑釉は色が出づらいために、置く場所を手前にするなどして工夫されていることを教えてくださいました。


こちらは<坂本浩二窯>の唐臼。集落を流れる川の水力を利用して唐臼が動き、陶土を砕きます。


唐臼は<小鹿田焼>全体で42機。渓流の音と、あちこちでゴトンと響き渡る唐臼の音、先人達も見てきたその風景を前にして、静かに感動を覚えました。

その後、拓磨さんへ新たな器の製作をご相談。


古い資料にあるコーヒーピッチャーとマグで考えていたところ、希望する形を丁度作られているということで見せていただきました。




ここから大きさや蓋の形、紋様の話もとんとんと進み、拓磨さんの手によって素敵なコーヒーピッチャーとマグに仕上げていただきました。初お披露目が楽しみです。


<小鹿田焼 坂本浩二窯>ピッチャー 4寸
価格:¥12,100(税込)
商品番号:56-71-1700-188

<小鹿田焼 坂本浩二窯>ピッチャー 5寸
価格:¥17,600(税込)
商品番号:56-71-1701-188

<小鹿田焼 坂本浩二窯>マグ
価格:¥4,950(税込)
商品番号:56-71-1699-188


お昼は<坂本浩二窯>の目の前にある「山のそば茶屋」さんへ。<小鹿田焼>を使った食事が楽しめます。


地鶏ごぼうそばをいただきました。温かく素朴な味が身体に沁みます。ご馳走様でした。


そして<fennica>では昨年よりご紹介している<黒木史人窯>へ。


お邪魔すると黒木史人さんは表で土を攪拌されておられました。


嘉津才さんは轆轤場に。轆轤に黙々と向き合っておられるようで、作る器の量は史人さんより多くなったのだそう。


嘉津才さんが轆轤場に入って3年目の昨年4月には、小袋道明窯>に多治見市陶磁器意匠研究所」から戻った同級生の小袋杏梓さんが入り、切磋琢磨されていることを嬉しそうに話されていました。


<黒木史人窯>は細かく繊細に打たれた飛び鉋が印象的です。今回は伸びやかな流し掛けの3升壺やシンプルに白化粧した甕などもご用意しました。


<小鹿田焼 黒木史人窯>3升壺
価格:¥38,500(税込)
商品番号:56-71-1743-794







<小鹿田焼 黒木史人窯>花瓶
価格:¥8,800(税込)
商品番号:56-71-1148-794

<小鹿田焼 黒木史人窯>甕
価格:¥9,900(税込)
商品番号:56-71-1744-794



<小鹿田焼 黒木史人窯>4寸飯碗
価格:¥2,530(税込)
商品番号:56-71-1745-794

<小鹿田焼 黒木史人窯>3.5寸飯碗
価格:¥2,530(税込)
商品番号:56-71-1150-794



<小鹿田焼 黒木史人窯>3.5寸汁碗
価格:¥2,750(税込)
商品番号:56-71-1747-794



<小鹿田焼 黒木史人窯>フリーカップ
価格:¥2,530(税込)
商品番号:56-71-1151-794



<小鹿田焼 黒木史人窯>湯呑
価格:¥2,530(税込)
商品番号:56-71-1749-794



<小鹿田焼 黒木史人窯>徳利
価格:¥4,070(税込)
商品番号:56-71-1154-794





熟練の名工と若き担い手の仕事をぜひ見にいらしてください。


初日6/21(土)は昨年に続き、鹿児島県出身のスタッフ 和田健二郎が在店します。

そして、初日6/21(土)20:30頃より、イベントをご紹介するインスタライブを<fennica>オフィシャルアカウントにて行いますので、ぜひフォローしてお待ちくださいませ。▶︎こちら



『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』
会期:6/21(土)-29(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

吹きガラス工房 琥珀-九州のうつわ展 vol.2-

6/21(土)より、BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIOにて『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』が始まります。


前回のブログでご紹介した<祐工窯>に続いて訪れたのは<吹きガラス工房 琥珀>。


作り手 斉藤達也さんは、福岡県嘉穂町(現 嘉麻市)出身で、2002年より沖縄県読谷村<宙吹ガラス工房 虹>にて琉球ガラスの名工 稲嶺盛吉氏に師事し、2008年故郷の嘉麻市にて独立されました。


2021年に移転し、現在の工房は隣町の飯塚市にあります。




戦後物資が不足していた時代に、コーラやビールの廃瓶を用いて作られた沖縄の再生ガラス。不純物が混ざることで生まれる気泡や厚みが、琉球ガラス特有の魅力として発展していきました。


<fennica>でのご紹介は2年前、琉球ガラスの伝統を受け継ぐ<吹きガラス工房 琥珀>のモノづくりをぜひご紹介したいと工房を訪れたことが始まり。複数名で行うことが多い吹きガラスの工程を、斎藤さんは全てお一人でこなしておられます。


こちらの窯に火を入れ、壷の中でガラスを溶かします。


ガラスを溶かす壺はディスプレイにも使われていました。

工房で作られるガラスは100%廃瓶が原料となり、廃瓶そのままの色が活かされています。


時代の変化により、斎藤さんのモノづくりに欠かせない廃瓶の調達が難しい側面も出ているのだそう。再生ガラスならではの味わいのある表情、その手仕事が続いていく良い道が見つかることを願ってなりません。


影まで美しい吊下照明や涼しげな器や花器など、幅広くセレクトしました。




<吹きガラス工房 琥珀>ペンダントランプ
価格:¥33,000(税込)
商品番号:56-95-0017-428



<吹きガラス工房 琥珀>ペンダントランプ
価格:¥30,800(税込)
商品番号:56-95-0018-428



<吹きガラス工房 琥珀>小鉢 大
価格:¥3,300(税込)
商品番号:56-71-1696-428

<吹きガラス工房 琥珀>小鉢 小
価格:¥3,080(税込)
商品番号:56-71-1697-428



<吹きガラス工房 琥珀>波巻花器
価格:¥9,900(税込)
商品番号:56-73-0676-428

<吹きガラス工房 琥珀>花器
価格:¥9,900(税込)
商品番号:56-73-0677-428



<吹きガラス工房 琥珀>モール花器
価格:¥5,500(税込)
商品番号:56-73-0678-428

<吹きガラス工房 琥珀>筒状花器
価格:¥19,800(税込)
商品番号:56-73-0675-428



<吹きガラス工房 琥珀>六角ロックグラス
価格:¥2,750(税込)
商品番号:56-71-1018-428


涼やかでありながら、手仕事のぬくもりを感じることのできる<吹きガラス工房 琥珀>のガラスの数々。他にもこれまでご紹介したガラスもイベントに合わせて届きます。

暑い夏を楽しく乗り切るアイテムとして、ぜひお気に入りを見つけにいらしてください。


初日6/21(土)は昨年に続き、鹿児島県出身のスタッフ 和田健二郎が在店します。

そして、初日6/21(土)20:30頃より、イベントをご紹介するインスタライブを<fennica>オフィシャルアカウントにて行いますので、ぜひフォローしてお待ちくださいませ。▶︎こちら



『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』
会期:6/21(土)-29(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

祐工窯-九州のうつわ展 vol.2-

『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』が6/21(土)よりBEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIOにて始まります。



今冬の雪残る時節、福岡県北九州空港から入り、北九州市の山間で、白磁や染付、色絵や青磁の磁器を作られている<祐工窯>阿部眞士さんのもとを訪れました。




阿部さんによる内側からぴんと気が張ったような端正な表情の白磁に魅せられ、2年前より<fennica>でご紹介を始めております。


<祐工窯>は、濱田庄司の薫陶を受けた、眞士さんの父 祐工さんが1971年に開窯。

眞士さんは九州産業大学卒業後、窯を継ぐため祐工さんの勧めで瀧田項一氏のもとで修行の後、祐工さんに弟子入りされました。現在は後進を先達される立場にあられて、日本民藝館展の審査員もなさっています。


幼い頃から祐工さんのお手伝いをされていて、弟子入り後は20代前半で登り窯を焚けるようになったのだそう。


磁器の魅力や本質に触れたことから、陶器から磁器へと切り替えて作陶。磁器としては珍しい1270度の低温で焼成され、厚みのある柔らかな線の磁器が生まれています。


<fennica>でのご紹介も回を重ねた今回は、豊かな彩色が施された色絵の平皿や陶箱、蓋付硯箱であったり、美しい辰砂の徳利、どっしりとした佇まいの深鉢や花瓶などの白磁と、さらに幅を広げて、多岐に渡る仕事をご紹介いたします。


<祐工窯>海遊 8寸皿
価格:¥19,800(税込)
商品番号:56-71-1632-597

<祐工窯>丸紋 8寸皿
価格:¥16,500(税込)
商品番号:56-71-1633-597

<祐工窯>色絵 7寸皿
価格:¥7,700(税込)
商品番号:56-71-1634-597



<祐工窯>陶箱
価格:¥33,000(税込)
商品番号:56-71-1635-597

<祐工窯>蓋付陶硯
価格:¥16,500(税込)
商品番号:56-71-1636-597



<祐工窯>辰砂 徳利
価格:¥7,700(税込)
商品番号:56-71-1646-597

<祐工窯>辰砂 手付花差
価格:¥22,000(税込)
商品番号:56-73-0673-597

<祐工窯>白磁 深鉢
価格:¥41,800(税込)
商品番号:56-71-1648-597

<祐工窯>白磁 花瓶
価格:¥33,000(税込)
商品番号:56-73-0674-597



<祐工窯>色絵 マグ
価格:¥3,850(税込)
商品番号:56-71-1639-597

<祐工窯>瑠璃 マグ
価格:¥3,850(税込)
商品番号:56-71-1640-597

<祐工窯>色絵 蕎麦猪口
価格:¥3,850(税込)
商品番号:56-71-1642-597




お茶の緑や茶碗蒸しの黄も引き立つ阿部眞士さんの白磁。


<祐工窯>白磁 スープカップ
価格:¥3,850(税込)
商品番号:56-71-1065-597

使い心地の良い<祐工窯>のうつわを、ぜひ見にいらしてください。


初日6/21(土)は昨年に続き、鹿児島県出身のスタッフ 和田健二郎が在店します。

そして、初日6/21(土)20:30頃より、イベントをご紹介するインスタライブを<fennica>オフィシャルアカウントにて行いますので、ぜひフォローしてお待ちくださいませ。▶︎こちら



『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』
会期:6/21(土)-29(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

今年も九州のうつわ展を開催いたします!

_うつわ大国、九州。

兼ねてよりご紹介している窯元や新たなご縁に恵まれ、選りすぐりのうつわを集めて昨年『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu-』を初開催。

今年も九州の魅力溢れるうつわを皆さまにご紹介するべく、作り手のもとを巡り、第二弾を開催できることとなりました。


『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』は、いよいよ6/21(土)よりBEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIOにて始まります。


雪の晴れ間に九州を巡った今冬。

福岡県から入り、少しずつ南下しながら陶器や磁器、ガラスと、様々な作り手のもとを訪れ、今回のイベントに向け準備いたしました。


















温かく迎え入れていただいたことが昨日のように思い出されます。

作り手から受け取った選りすぐりのうつわを取り揃えて皆さまのもとへお届けいたしますので、どうぞお楽しみにお待ちくださいませ。


初日6/21(土)は昨年に続き、鹿児島県出身スタッフ 和田健二郎が在店します。

そして、初日6/21(土)20:30頃より、<fennica>ディレクター菊地とバイヤー藤田よりイベントをご紹介するインスタライブを<fennica>オフィシャルアカウントにて行います。ぜひフォローしてお待ちくださいませ。▶︎こちら



『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.2』
会期:6/21(土)-29(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO



Mori

fennicaのアイテムが福岡と仙台に!

福岡と仙台のお近くにお住まいの皆さま、お近くへお越しの皆さまへ、<fennica>からのお知らせです!


まず福岡では、<fennica>のPOP UP STOREを5/30(金)よりビームス 福岡にて開催いたします。

福岡での開催ということもあり、改めてビームス 福岡へお立ち寄りの皆さまに久留米絣の素晴らしい手仕事をご紹介したいという想いのもと、<fennica>のスペシャルアイテムである開襟シャツとイージーパンツ、チェアマットやテーブルランナーをご用意いたします。


そして、<fennica>が長くご紹介しております定番の陶器や磁器、ガラスや家具なども取り揃えてご用意。

特別な機会となる機会に、ぜひビームス 福岡のお近くへお越しの際はお立ち寄りくださいませ。








また、昨年のイベントでご好評いただき完売となった<Artek>の名作「スツール 60」のレザー張り座面“Artek Stool 60 Leather & Wild Birch”の予約会をビームス 福岡にて承ります。

※「BEAMS」プレートは付いておりません。
※数量に限りがあるため購入をお約束できません。何卒ご了承ください。


“Sorensen Prestige”の表面を保護する加工が施された汚れがつきにくいレザーで、クッション無しのすっきりとした仕様と、脚部の“Wild Birch”による自然そのままの白樺で、木材に現れる節や芯に近い色の濃い部分、昆虫による形跡など、森林から生み出される唯一無二の2つとない様々な表情をした素材の、<fennica>が提案する組み合わせです。

エイジングも楽しみな“Artek Stool 60 Leather & Wild Birch”をぜひこの機会に。


『fennica pop-up store FUKUOKA』
会期:5/30(金)-6/8(日)
場所:BEAMS FUKUOKA



そして本日5/23(金)からは、ビームス 仙台にて<BEAMS JAPAN>のPOP UP STOREを開催!

仙台といえば、仙台を拠点に活動されていて、BEAMSのOBでもおられる<TATAMIZE>のデザイナー 八重畑宰さん。<fennica>ではこれまでにもプルオーバーシャツやパンツなどをスペシャルオーダーしてまいりましたが、今回のPOP UP STOREのためにハットのカラーやリボンのディテールを特別にオーダーした4つのモデルを新たにご用意いたしました。










『BEAMS JAPAN POP UP STORE』
会期:5/23(金)-6/1(日)
場所:BEAMS SENDAI

どちらのPOP UP STOREも、皆さまにお楽しみいただけましたら幸いです。

ぜひお誘い合わせの上、おでかけください。



Mori

4.29 Tue. Release! 久留米絣 × fennica のホームグッズ

<fennica>が提案する今時季の定番、久留米絣の洋服。スタンダードアイテムとして製作している開襟シャツイージーパンツを今年も本日4/29(火・祝)発売いたします。

そして、今年はインテリアでも久留米絣の魅力をお届けしたいと、新たにホームグッズをご用意しました。

チェアパッドとテーブルランナーです。


まずはこちら。<fennica>のエッセンシャルアイテム、柳宗理デザイン<天童木工>バタフライスツールにもぴったりな横幅のあるチェアパッドです。


<fennica>久留米絣 チェアパッド
価格:¥9,900(税込)
商品番号:56-98-0043-950

<天童木工>バタフライスツール
価格:¥57,200(税込)
商品番号:56-92-0023-346


柳宗理ディレクションの専用クッションやノッティング織椅子敷、米沢通など、これまでも様々な表情のチェアパッドをご紹介してまいりましたが、こちらも手仕事の風合いが楽しめる素敵な仕上がりとなりました。


選んだ久留米絣は経絣の“立涌文”と“板ミルクチョコ”。


波線が2本並んで向き合う“立涌文”は奈良時代からあるとされる伝統的な文様で、有職文様であり吉祥文様でもあります。久留米絣織元<久保かすり織物>へ伺った際には、ちょうど製織しているところを見せていただくことができました。


グレーをベースに白い線が走り、シックで洗練された印象です。


もうひとつの“板ミルクチョコ”は格子模様が転じて板状のチョコレートのような表情に。チョコレートカラーではなく紺と白で爽やかな仕上がりですね。


中材はたっぷり入れ表面感がしっかりと出るように製作しました。

もうひとつはテーブルセンター。


<fennica>久留米絣 テーブルセンター
価格:¥7,150(税込)
商品番号:56-73-0683-520


こちらは新たにデザインされた“浜辺”という模様で、寄せては返す浜辺の波が久留米絣で見事に表現されています。反物の時点で“浜辺”の模様として完成されたデザインであったため、まだどこでも製品化には至っていなかったのだそう。


<fennica>では“浜辺”の模様を存分に活かすため、両端のみの最小限の縫製に留め、生地の耳までお楽しみいただけるテーブルランナーに仕立てました。


ブルーベースとグレーベースのグラデーション。ゆらぎのある線が久留米絣の特性と相まって趣きがありますね。

そして、このタイミングで継続してご紹介しているパッチワーククロスもご覧いただきましょう。


<fennica>久留米絣 パッチワーククロス
価格:¥8,800(税込)
商品番号:56-47-0155-520


製品に仕立てる際にどうしても生まれてしまう残布。長年かけて集まった残布を繋ぎ合わせることで、また新たな魅力を持ったパッチワーククロスに仕立てました。

これまでの<fennica>オリジナルウェアに用いてきた模様をはじめ、16種の模様を選びパッチワークした表情豊かなクロスです。


<fennica>のテーマカラーでもある藍色のトーンでまとめた“INDIGO”と、色とりどりの“MULTI”。


模様やパッチワークの配置、サイズも指定することで、魅力ある久留米絣を残さずきれいに使い切る。サステナブルな取り組みでもあります。


大きな柄になるほど模様の出方は異なるので、ぜひ店頭で見比べてご覧ください。


4/29(火・祝)20:30頃より、<fennica>オフィシャルインスタグラムアカウントにてバイヤー藤田とともにインスタライブも行います。

そして、4/25(金)-5/6(火・祝)までの期間は「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」を開催中です。

お得な機会にぜひお買い物をお楽しみください。



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

4.29 Tue. Release! 久留米絣 × fennica のイージーパンツ

4/29(火・祝)より店頭に並ぶ<fennica>の定番、久留米絣のアイテム。

前回の開襟シャツのご紹介に続き、今回はイージーパンツをご覧いただきましょう。


ウエストはゴムと共布のドローストリングス、裾にもドローストリングスが入り、腰位置やシルエットの調整も可能なイージーパンツ。身体の線を拾わないゆとりのあるデザインと、肌あたりが心地良い久留米絣が組み合わさり、暑い夏も快適に過ごすことができます。


<fennica>久留米絣 イージーパンツ
サイズ:S,M,L
価格:¥33,000(税込)
商品番号:56-23-0093-520


出番が多くなっても、久留米絣は着て洗ってを繰り返すほど風合いが増すので、経年変化も楽しんでいただきたいですね。

こちらの写真は久留米絣の織元<野村織物>にて、巻かれた反物を広げていただき、洋服に仕立てた際のイメージを膨らませて選んだ場面。


用尺が足りず断念しないとならない場合もあるのですが、今年も<fennica>でご提案したい久留米絣を無事選ぶことができ良かったです。


こちらの経絣“グラデーションライン”は、アフリカのフォークアートの雰囲気も感じて面白いと選びました。ブラックにグリーンとホワイトのラインが入ります。

スタッフ片桐は身長165cmでサイズMを穿いています。前回のブログでご紹介したスタイリングですが、久留米絣の開襟シャツと異なる久留米絣を上下で合わせています。


<fennica>久留米絣 開襟シャツ
サイズ:M,L
価格:¥35,200(税込)
商品番号:56-01-0042-520


こちらは紺と白の緯絣“クロス”。クロスあるいは十字と名を付けた久留米絣は、これまでも様々な表情のものをご紹介してきました。


今回の“クロス”は線が太く遠目ではダイヤやチェックのようにも見えます。間に入る線も絶妙です。


私森は身長152cmでサイズSを。ハイウエスト位置で穿いています。LとMより股下を10cm程短くとったレディース向けのサイズバランスなので、私と同じ背丈の皆さまにもおすすめしたいです。


エゾヤマザクラの木屑を用いて染められた<quitan>のコットンシルクのトップと合わせ、それぞれの柄や染色を引き立てるスタイリングに。

こちらは経絣“レンガ”。開襟シャツでもボルドー×ブラックをチョイスしていますが、パンツではカーキ×ブラックを選びました。


深いカーキの色目。アーミーパンツの代わりにこちらの“レンガ”イージーパンツを合わせたらば、いつもとは違ったスタイルが楽しめます。


スタッフ前田は身長174cmでサイズMを。裾は絞って丸みを持たせています。


全体のトーンを合わせたスタイリング。このようにジャケットスタイルにもおすすめしたいです。

こちらは経絣“親孝行縞”。


細い縞が太い縞を挟むように配された縞模様で、子が親を守る様子を表した模様です。ワインカラーにホワイトの線が上品な配色。


スタッフ石川は身長162cmでサイズMを穿いていて、裾は絞らずワンクッション入るバランスに。


合わせた<cableami>のサマーベレーに<SETTO>のブラウス、首元の<fennica>のバンダナと、縞模様も相まってスラックスのような見え方になりますね。

“親孝行縞”はスタッフ片桐のスタイリングも。


身長165cmでサイズSを穿くと丈はクロップドに。ミドルカットのブーツと合わせたバランスも良い塩梅ですね。


合わせたインド発<KARDO>のシャツも暑い夏におすすめのアイテム。ラバリ族の女性によるアップリケがチャーミングで、日本とインドの伝統的なクラフトが見事にマッチしました。


ミッドレイヤーには<EMON>のプルオーバーシャツ。こちらも万能でコーディネートが楽しくなります。


4/29(火・祝)20:30頃より、<fennica>オフィシャルインスタグラムアカウントにてバイヤー藤田とともにインスタライブも行います。

そして、4/25(金)-5/6(火・祝)までの期間は「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」を開催中です。

お得な機会にぜひお買い物をお楽しみください。



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

4.29 Tue. Release! 久留米絣 × fennica の開襟シャツ

今年も久留米絣のアイテムをご紹介する季節となりました。

通気性が良く肌あたりが軽やかで、暑い夏を心地良く楽しめる久留米絣は、<fennica>の夏の定番です。

今回も継続してご紹介している開襟シャツとイージーパンツを製作。4/29(火・祝)に発売いたします。


括り、染め、織り上げることで、独特のかすれた模様を生む絣。筑後のきれいな水と豊かな土壌の中で生まれ育まれた久留米絣は、220年たった現在も福岡県南部の筑後地区と広川地区にある21の織元で継承され、様々な図案や手法の久留米絣が織られています。


こちらは今冬<久保かすり織物>さんをお伺いした際の写真。左から括った糸、染めた糸、括り糸を外した糸と並んでいます。

製織の様子も見せていただきました。柄を合わせ織り上げていく工程は熟練の技術を要します。


この織り機はもう世界中のどこでも製造されていないとのこと。そのため小さな部品一つをとっても貴重で、使用できなくなった織り機も部品を確保するために大切に保管されているのだそう。伝統を繋いでいくことが容易でないことを感じ、改めて大切にご紹介していきたいと想いを深めた機会でした。

括りや製織の他、約30の工程を経て反物に仕上がった久留米絣。


<久保かすり織物>は板絣に特化した久留米絣を織られています。括りの技法で染めた経糸のみで表現された整然と揃う経絣が魅力。

同じ地区にある<野村織物>さんでも沢山の反物を見せていただきました。経緯絣の最高峰の織元で、絵絣を得意とされています。






様々な表情の久留米絣が其処彼処に並び目移りしてしまいます。数多ある色柄の中から、今年も選りすぐりの久留米絣で洋服に仕立てました。

開襟シャツは“市松あられ”、“レンガ”、“かるた”、“グラデーションあられ”の久留米絣で製作しています。


<fennica>久留米絣 開襟シャツ
サイズ:M,L
価格:¥35,200(税込)
商品番号:56-01-0042-520


こちらは経絣の“市松あられ”。スタッフ前田は身長174cmでサイズMを着ています。


ブルー×生成りのあられ模様は、右から左に向かうにつれ線が細くなりグラデーションに。市松状に配され、強弱のある模様となっています。


スタイリングもネイビー〜ブルーのグラデーションに。グリーンの差し色も効いていますね。


<cableami>のサマーベレーに<NEZU YOHINTEN>のデニムライクなインクジェットプリントが施されたパンツを合わせています。


バイヤー藤田は経絣の“レンガ”をチョイス。身長175cmでサイズLを着ています。


ボルドー×ブラックの経絣のレンガ模様は、スラブ糸を用いた凹凸のある表面感としっかりとした厚みのある質感。


ミッドセンチュリーのテキスタイルデザインやハイブランドのLOOKでも見られたレンガ模様。<fennica>は久留米絣のWEARでご提案します。


少し狙ってレンガの前でシューティング。<BAG’n’NOUN × fennica>のTOOLバッグや<cableami>のサマーベレーでトーンを揃えたスタイリングです。


こちらは経絣の“かるた”。私森はサイズMを着ているのですが、身長152cmなので7分袖となりシャツジャケットのような見え方に。


極小のあられ柄で括ることで染料が滲み、ムラ感が現れるかるた模様。糸の表情から見る角度によって陰影が生まれます。


糸の重なりからピンクの色目も感じられたのでサーモンピンクのTEEシャツをインナーに合わせてスタイリング。


羽織のようなオーバーサイズをショーツやボリュームある<TEP_P>のシューズでバランスをとりました。


スタッフ片桐は経絣の“グラデーションあられ”を。身長165cmでサイズはMです。


“市松あられ”とは異なる配置で表現された模様は生成りベースにブルーで清涼感ある仕上がりですね。


スタイリングは上下を異なる久留米絣で。ベースのカラーや柄の細かさの違いがあり、インナーのネオンイエローで繋ぐことで、上下での組み合わせも纏まります。


<fennica>久留米絣 イージーパンツ
サイズ:S,M,L
価格:¥33,000(税込)
商品番号:56-23-0093-520


イージーパンツは次回のブログでご紹介いたしますので、どうぞお見逃しなく。


4/29(火・祝)20:30頃より、<fennica>オフィシャルインスタグラムアカウントにてバイヤー藤田とともにインスタライブも行います。

そして、4/25(金)-5/6(火・祝)までの期間は「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」を開催中です。

お得な機会にぜひお買い物をお楽しみください。



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

始まりました!-SORI YANAGI DESIGN BLACK COLLECTION-

暖かい日が増え外出も心地良いこの頃。いかがお過ごしでしょうか?

新生活を始めた方もいらっしゃるでしょう。<fennica>では、そんな皆さまにもおすすめしたい家具のご紹介を、4/21(月)よりBEAMS LIFE YOKOHAMAにてスタートいたしました。


『SORI YANAGI DESIGN BLACK COLLECTION』と題しご用意した、柳宗理デザインと“BLACK”の持つ魅力に着目した<天童木工>のスタッキングチェアとダイニングテーブルです。


インダストリアルデザイナー 柳宗理氏との出会いは<fennica>が民藝と繋がっていく起点ともなった大切なご縁。柳宗理デザイン、そして<天童木工>のプロダクトを長くご紹介する中で、また新たな姿でジャパニーズモダンデザインをご紹介でき嬉しく思います。


さらにここ横浜は、野毛山公園の吊り橋や標識、住吉橋や禅馬歩道橋など、柳宗理によるアーバンデザインを数多く見ることのできる所縁の地でもあります。


BEAMS LIFE YOKOHAMAから一番近くに位置するのは横浜市営地下鉄。1972年の開通にあたり設備一式をトータルデザインされました。_こちらは横浜駅のホームにあるベンチ


横浜での開催という点にも思い入れがあるのです。少し足を伸ばして街に溶け込む柳宗理デザインをご覧いただくのもおすすめです。



こちらがこの度“BLACK COLLECTION”としてお披露目したスタッキングチェアとダイニングテーブル。


<天童木工>ダイニングテーブル
サイズ:W1350 D800 H700
価格:¥172,700(税込)
商品番号:56-93-0029-496

<天童木工>ダイニングテーブル スクエア
サイズ:W850 D850 H700
価格:¥140,800(税込)
商品番号:56-93-0028-496

<天童木工>スタッキングチェア
サイズ:W475 D503 H720 SH430
価格:¥91,080(税込)
商品番号:56-92-0109-496


ダイニングテーブルは1969年にデザインされたテーブルを、柳宗理デザインのシェルチェアと調和する形状へとリデザインされたもの。


今回、天板には規格品のホワイトメラミンと対極にある色目を吟味し、深みのある黒のブラックメラミンを採用しました。


天板の側面は黒を薄く塗装した木目の重なりが見てとれ、<天童木工>の高い成形合板技術ならではの表現が伺えます。スチールを曲げ成形した脚の表情もまた特徴的で美しいですね。


マットな中に程良く艶のあるブラックメラミンと光沢あるスチールのコントラストは、モダンデザインが際立つシックな印象で、これまでとはまた違った顔を見せます。

1998年にデザインされたスタッキングチェアは、日本の限られた住環境にもフィットする、持ち運びや収納の利便性を考慮して設計されました。


特徴的なのは背面と座面が浮いているように見える軽やかなデザイン。これは前後の対角線にある脚を、貫材で繋ぐことでフレームを作り、2つのフレームを交差させた上に背面と座面を取り付けつけている独特な構造から生まれています。

スタッキングした際には上の椅子の貫材が下の椅子の座面のカーブラインに沿うように貫材の形状を調整。やや外側に広がる脚裾により腰掛ける際やスタッキング時の安定感も実現しています。

このBLACKは2006年に販売されていた仕様で、この度特別に復刻することができました。ホワイトアッシュ材に施されたマットなBLACKの塗装は、木目の美しさが静かに浮かび上がるような表情です。


成形合板技術による曲線は深い黒により部屋の中で際立つでしょう。

今回に向けて準備したスタイルサンプルもぜひご参考に。






強く包容力のあるBLACKが、リラックスタイムからビジネスシーンまで寄り添います。

“BLACK COLLECTION”のお披露目にあわせて、柳宗理デザインのテーブルウェアも取り揃えました。


セラミックシリーズや黒柄のカトラリー、<出西窯>の陶器と、<fennica>で長らくセレクトしているラインナップです。


磁器より軽量で陶器より強度のあるセラミックに、マットな釉薬を施した柔らかな表情のセラミックシリーズ。


独特な丸みのあるフォルムと黒釉白地釉に焼き〆の縁が印象的な<出西窯>柳宗理ディレクションシリーズ。


久々のご用意となりましたので、こちらも改めてお手に取っていただきたいです。


そして、会期中はFOOD角打ちスペースがあるBEAMS LIFE YOKOHAMAならではのご案内として、“BLACK”に因んだメニューをご用意。柳宗理デザインのテーブルウェアで提供いたします。

“昼のBLACK × BLACK SET-柳宗理デザインカップ&ソーサーで呑むBLACK TEA × 青柳ういろうの黒ういろう-”[提供時間:11:00〜21:00]


柳宗理 セラミックティーポット
価格:¥6,160(税込)
商品番号:56-71-1651-346

柳宗理 セラミックカップソーサー
価格:¥3,410(税込)
商品番号:56-71-1649-346

柳宗理 セラミックプレート M
価格:¥2,640(税込)
商品番号:56-71-1655-346

柳宗理 黒柄ヒメフォーク
価格:¥3,740(税込)
商品番号:56-71-0597-346


青柳ういろうの包装も柳宗理によるデザインなんですよね。1952年にデザインされてから、今日までリニューアルを繰り返しながらも当時の雰囲気のままで継承されています。


黒砂糖のコクや深みのある黒ういろうと、紅茶とほうじ茶に日桂の葉を合わせた甘めのブレンドBLACK TEAのSETです。


“夜のBLACK × BLACK SET-柳宗理デザイングラスで呑む黒ビール × 丘のおかし-”[提供時間:17:00〜21:00]


柳宗理 ワイングラス L
価格:¥6,050(税込)
商品番号:56-71-1647-346

柳宗理 セラミックボウル S
価格:¥1,980(税込)
商品番号:56-71-1658-346


お酒を召し上がる方には厚岸産牡蠣殻を使用したオイスタースタウトの濃厚黒ビール。美瑛で採れた粒揃いのあずきを煮てフリーズドライしたサクサク食感のおかしとのSETです。

『SORI YANAGI DESIGN BLACK COLLECTION』に足を運ばれた際は、ぜひBLACK × BLACKのペアリングもお楽しみください。


明日4/25(金)-5/6(火・祝)までの期間は「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」も開催いたします。

ゴールデンウィーク、この機会にぜひおでかけください。



『SORI YANAGI DESIGN BLACK COLLECTION』
会期:4/21(月)-5/6(火)
場所:BEAMS LIFE YOKOHAMA 1階



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

開催中!-HELSINKI PLAYGROUND at BEAMS JAPAN-

新宿 BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIOにて、<fennica>では初となるPOP UP SHOP『HELSINKI PLAYGROUND at BEAMS JAPAN』が開催中です!


コミュニティプラットフォーム<HELSINKI PLAYGROUND>は、2023年にスタートしたばかり。ですが、北欧やデザインに関心が高い方には既にお馴染みという感じで、たくさんの方々がお目当てに来店してくださっています。ありがとうございます!


fennica STUDIOの中央はがらりと様変わり。


グラフィックアーティスト、Fredrik Karellさんによるヴィジュアルデザインを目印として、日本では初となるFredrik KarellさんとEmilie Tuuminenさんによるアート作品の展示・販売、そしてHELSINKI PLAYGROUND>と<fennica>のコラボレーションアイテムが並びます。

作品については前回のブログで詳しくご紹介しております。














初日18:00より行ったオープニングパーティーには、<HELSINKI PLAYGROUND>ファウンダー Adam Tickleさんと、グラフィックアーティストのFredrik Karellさんが在店してくださいました。


Adam Tickleさんと親交のあるDJ Fiskarsによるプレイで会場は更に大盛り上がり。


<Marimekko>Jokapoikaシャツも流石の着こなしですね!


初日夜には@fennica_official_アカウントから会場をご紹介するインスタライブも行いました。ぜひこちらもご覧ください。▶︎こちら



そして、全3回開催のワークショップは、4/12(土)が最終回となります!

この機会をどうぞお見逃しなく。


-ワークショップ概要-

イベント商品をご購入いただいたお客様に、イベントのためにご用意したスタンプをお好きなTEEシャツやバッグなどに押していただけるワークショップを開催いたします。


ワークショップ開催日時:
2025年 3月29日(土)/ 4月5日(土)/ 4月12日(土) 11:00-20:00

※スタンプはお客様ご自身にて押していただきます。
※色はオレンジの1色のみとなります。

※お持ち込み頂いたモノの素材や特性によってはスタンプが押せないものもございます。
※スタンプを押したお品物に関する色移りや色落ちに関しましては責任を負いかねます。

※ご予約は不要ですが、混み合う場合はお待ちいただく可能性がございます。



『HELSINKI PLAYGROUND at BEAMS JAPAN』
会期:3/29(土)-4/13(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

エミリーとフレドリックのアート-HELSINKI PLAYGROUND at BEAMS JAPAN-

先日のブログInstagramなどで告知をしております、『HELSINKI PLAYGROUND at BEAMS JAPAN』がいよいよ明日よりスタートします!


今回はじめてコラボレーションする<HELSINKI PLAYGROUND(ヘルシンキ プレイグラウンド)>は、イギリス出身のAdam Tickle(アダム・ティックル)氏が2023年に立ち上げたコミュニティプラットフォーム。

“フィンランドのクリエイティブ都市であるヘルシンキを取り巻く点と点、人と人、過去と現在を繋ぐ”ことをミッションとして、画家や陶芸家、写真家やクリエイター、レストランやワインのインポーターと、様々なパートナーとコラボレーションをしてきました。

<fennica>とも縁深い<Marimekko>とのコラボレーションも大きな反響を呼んでいましたね。

コミュニティプラットフォームとして、様々なモノ・コト・ヒトを繋ぎコミュニティを拡張する取り組みに共鳴し、今回のPOP UP SHOP開催へと相成りました。


今回は、明日からのPOP UP SHOPにて展示・販売を行う、フィンランドで活躍する新世代のアーティスト、Emilie Tuuminen(エミリー・トゥーミネン)氏とFredrik Karell(フレドリック・カレル)氏の作品をご紹介いたします。


Emilie Tuuminen氏は、アアルト大学で現代デザインの修士号を取得後、ヘルシンキを拠点とする「Studio Emilie Tuuminen」を2023年に設立。ガラス・紙・木工・陶芸など様々な素材を用いた作品を製作しています。


現在は陶芸と木工に重点を置いているというEmilie Tuuminen氏より、石と陶器を用いたキャニスターが届きました。素材の持つ自然な美しさ、性質を活かしながら、機能性とアートの両側面を同時に表現されています。

ラージとスモール、ホワイトとブラウンの画一的なベースに、様々な表情の有機的な石が彩られます。


Emilie Tuuminen Canister L
サイズ:Φ10.4cm, H約7.9cm(石の大きさにより差異あり)
価格:¥24,200(税込)
商品番号:56-73-0672-467














Emilie Tuuminen Canister S
サイズ:Φ7.5cm, H約7.8cm(石の大きさにより差異あり)
価格:¥18,700(税込)
商品番号:56-73-0671-467













一つでも存在感がありますが、幾つか並べた集合体もまた、互いの個性を引き立て合いますね。



Fredrik Karell氏は、フィンランドで最も話題になっている若手グラフィックアーティストの一人。「Red Bull Finland」のアートディレクター兼デザイナーやヘルシンキでの個展を開催する傍ら、<HELSINKI PLAYGROUND>のグラフィックやヘルシンキデザインウィークのコレクターズマーケットのヴィジュアルデザイン、「COMMON HELSINKI」のイベントヴィジュアルや、ヘルシンキのレストラン「Elite」のワインエチケットデザインを手掛けるなど、幅広く活動されています。


フォーヴィスム、ナイーヴアート、フォークアートに大きな影響を受けており、心で感じた色彩や既存のルールに捉われない自由な表現が作品に表れています。また、海や空、鳥や魚、カップや本など、同じモチーフが作品を越えて繰り返し現れることで、連作のような一貫性が生まれていますね。


「BACKYARD WINDOW」は、窓をモチーフとして、Fredrik Karell氏の作品で繰り返し登場するカップや魚が描かれた、今回展示する中で一番大きな作品。


Fredrik Karell 「BACKYARD WINDOW」
サイズ:H69.2cm, W58cm
価格:¥269,500(税込)
商品番号:56-78-1412-474


部屋の片隅という名が付けられた「NOOK」は、落ち着いたカラートーンの中に本が並べられ、リラックスしたムードが印象的です。


Fredrik Karell「NOOK」
サイズ:H42.3cm, W59.3cm
価格:¥217,800(税込)
商品番号:56-78-1413-474


北欧の食卓ではポピュラーなブルーベリースープをモチーフに、ウォームカラーのコンビネーションや掻き落としのような表現がチャーミングな「BLUEBERRY SOUP」。


Fredrik Karell「BLUEBERRY SOUP」
サイズ:H45.5cm, W31cm
価格:¥139,700(税込)
商品番号:56-78-1415-474


目を引くイエローをベースにした「BOOK CASE」は、色の重なりや刷毛目の跡などが良いアクセントに。ここでも本とカップが描かれています。


Fredrik Karell「BOOK CASE」
サイズ:H28.2cm, W37.5cm
価格:¥99,000(税込)
商品番号:56-78-1416-474


ダークブルーの空に浮かぶヴァイオレットの月に、イエローのカップとヨットの帆を組み合わせた、どこかシュールさも感じさせる「VIOLET MOON」。


Fredrik Karell「VIOLET MOON」
サイズ:H28.2cm, W37.5cm
価格:¥99,000(税込)
商品番号:56-78-1416-474


朝の突風という作品名が付けられた「MORNING GUST」。爽やかなライトブルーの色づかいに、風にはためくようなヨットのモチーフが特徴的です。


Fredrik Karell「MORNING GUST」
サイズ:H44.5cm, W44.5cm
価格:¥179,300(税込)
商品番号:56-78-1414-474


Fredrik Karell氏には、今回の『HELSINKI PLAYGROUND at BEAMS JAPAN』のためのヴィジュアルも描き下ろしていただきました。

Photographed by Henri Vogt in Helsinki


<HELSINKI PLAYGROUND>の象徴である太陽マークを中央に据え、富士山や盆栽、鯉のぼりなど、日本、そしてBEAMS JAPANをイメージするイラストレーションが並びました。Fredrik Karell氏の作品も一つのエレメントとして描かれていますね。


こちらの素敵なヴィジュアルは、ポスターでご用意できましたのでどうぞお楽しみに。

HELSINKI 『PLAYGROUND at BEAMS JAPAN』ポスター
サイズ:H70cm, W50cm
価格:¥2,970(税込)
商品番号:56-73-0670-743


<HELSINKI PLAYGROUND>とのコラボレーションアイテムはこの他にも様々ご用意しておりますので、またブログでご紹介させてください。▶︎オンラインショップはこちら


そして明日初日はオープニングイベントを18:00より開催いたします。

フィンランドから<HELSINKI PLAYGROUND>のプロデューサー Adam Tickle氏が在店。Adam Tickle氏と縁のあるDJ Fiskarsも来日し、心地良いサウンドで会場を盛り上げます。レセプションドリンクもご用意しますので、ぜひこの機会にお立ち寄りください。

オープニングイベント開催日時:
2025年 3月29日(土) 18:00-20:00



その後20:30からは@fennica_official_アカウントにて、会場をご紹介するインスタライブも行います。



また、会期中毎週土曜日はワークショップを行います。イベントの記念になるようなスタンプをご用意しましたのでお楽しみいただけたら嬉しいです。

ご来店心よりお待ちしております。


-ワークショップ概要-

イベント商品をご購入いただいたお客様に、イベントのためにご用意したスタンプをお好きなTEEシャツやバッグなどに押していただけるワークショップを開催いたします。


ワークショップ開催日時:
2025年 3月29日(土)/ 4月5日(土)/ 4月12日(土) 11:00-20:00

※スタンプはお客様ご自身にて押していただきます。
※色はオレンジの1色のみとなります。

※お持ち込み頂いたモノの素材や特性によってはスタンプが押せないものもございます。
※スタンプを押したお品物に関する色移りや色落ちに関しましては責任を負いかねます。

※ご予約は不要ですが、混み合う場合はお待ちいただく可能性がございます。



『HELSINKI PLAYGROUND at BEAMS JAPAN』
会期:3/29(土)-4/13(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

琉球ガラス・紅型・ローカルフード-OKINAWAN MARKET 2025-

2/21(金)より開催している『OKINAWAN MARKET 2025』も本日が最終日となりました。

イベントに並ぶ品々はやちむんだけではありません。今回のブログでは紅型や琉球張子、琉球ガラス、ローカルフード、洋服まで、多岐に渡る沖縄のクラフトをご紹介いたします。


<紅型工房べにきち>吉田誠子さんは2010年に工房を構えられました。多彩な自然や生き物に囲まれた瀬底島で、それらを紅型を通して生き生きと表現されています。

紅型パネルはご好評につき残り僅か。新たにお目見えのウミウシカクレエビはまだご覧いただけますよ。













愛らしい表情に心掴まれる<琉球玩具製作所こくら>の琉球張子。琉球玩具作りの第一人者で那覇市無形文化財保持者であった祖父 古倉保文さんから中村真理子さんが受け継ぎ、一つひとつ丁寧に作られています。

今年も唐獅子と鯛乗り童子がご好評ですぐに完売。舞踏人形、鳩、ダルマをご覧いただけます。





こちらは2018年うるま市に工房を構えた<白鴉再生硝子器製作所>鈴木紳司さんが作り出す琉球ガラス。2年前の在店も強く印象に残っていますが、その時にも話されていた“手仕事だからこそ表現できる揺らぎのある表情”が魅力です。

お子様でも握り易いようにと作られたクビレグラスは、新たに大きなサイズも登場です。









創業73年を迎える<奥原硝子製造所>からも久々に琉球ガラスをご用意できました。イタリアのピッチャーを模したペリカンピッチャーは、注ぎ口が氷などを留めるストッパーとして機能する名品。広口コップも高台があり持ち易い形です。









こちらも久々のご紹介となります、Yoshinoさんが手掛ける宜野湾市の<JOIA DE LEQUIO>。琉球ガラスの伝統技法を活かしたジュエリーを生み出しています。金をアクセントにあしらったガラスの球体は、地球や沖縄の海を思わせます。









沖縄の地で生み出されるWEARも取り揃えました。代表的なアイテム、バルーンスカートのフォルムが目を惹く<PICTURES>、琉球藍復活のため自社栽培の琉球藍を用いたプロダクトを作る<琉球藍研究所>より<LEQUIO>のWEAR。目に楽しい色柄が並びます。







沖縄で採れる海泥クレイ、クチャの素材を活かしたプロダクトを生み出す<THE KUCHA>も昨年に続いてご紹介。

『OKINAWAN MARKET 2025』で初お目見えとなるエッセンシャルオイルの香り“SANNIN”は、ペパーミント、ラベンダー、沖縄産月桃をブレンドした爽やかな香りです。精油、ロールオンフレグランス、石鹸をご用意しました。









沖縄から届いたローカルフード。 『OKINAWAN MARKET』でのご紹介も定番となった旨味たっぷりイエスタデイ辣油や、わしたポークにタコライス、黒糖柿ピーや沖縄ならではのコンディメントまて幅広くご覧いただけます。











沖縄各地から選りすぐりの手仕事を揃えている『OKINAWAN MARKET 2025』。沖縄の風吹くfennica STUDIOでのお買い物で、料理の時間やおでかけの時間が楽しくなるはずです。

ぜひご来店お待ちしております。


初日夜に行ったインスタライブでは、イベントに並ぶ手仕事の数々をディレクター 菊地、バイヤー 藤田とともにご紹介いたしました。


アーカイブを残しておりますので、ぜひご覧ください。▶︎こちら(約45分の長さです)



『OKINAWAN MARKET 2025』
会期:2/21(金)-3/2(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO

イベントに並ぶ商品は、会期中お取り置き・お取り寄せ・通販ともに不可とさせていただきます。お問い合わせは[☎︎03-5368-7304]へお電話ください。

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『OKINAWAN MARKET 2025』に並ぶ品々は店頭でのみご覧になれるものも多いため、画像リンク先でフォローしていただくと情報チェックが便利です!

▼<fennica>レーベルページ




Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

北窯・菅原工房・神谷窯・いずみ窯・百草陶房・拓美窯-OKINAWAN MARKET 2025-

早いもので開催もあと2日となった『OKINAWAN MARKET 2025』。連日ご来店ありがとうございます。

前回のブログに続き、今回も『OKINAWAN MARKET 2025』に並ぶやちむんをご紹介したいと思います。


開窯33年を迎える<読谷山焼北窯>。初窯から登り窯の煙を絶やさず、松田米司さん、松田共司さん、宮城正享さん、與那原正守さんの4人の親方と弟子たちとともに守り続けています。

『OKINAWAN MARKET 2025』を見渡してもわかる通り、<菅原工房>、<田村窯>、<こだま土>、<神谷窯>、<いずみ窯>、<百草陶房>の作り手は<読谷山焼北窯>で鍛錬した皆さんで、次世代の担い手を多く育成されています。

<松田共司工房>からは存在感ある切立甕や、薪を琉球杉に変えたことが起因してか窯変で緑釉が桃色に焼き上がった面白いやちむんも届きました。











<読谷山焼北窯>松田米司工房からはカラカラやマカイなどのお馴染みのカタチや絵付けのやちむんに、濱田型の湯呑みも並びます。











2013年に独立し、2015年に<大宜見共同窯>にて菅原工房を構えた菅原謙さん。骨太なやちむんを作られる菅原さんが新たに挑戦された厨子甕をご紹介することができました。お陰様で即完でしたが、記録としてご紹介させてください。現在6枚目にある蓋物はご覧になれます。













2020年に大宜味村にて独立し、2022年に倒焔式単室薪窯を完成させた<神谷窯>神谷大雅さん英美さん夫妻。<壺屋焼>の伝統を汲みながらも、輪郭がきりっとした<神谷窯>としての表現を生み出しています。今年は切立鉢やゴブレットなど昨年なかったカタチもご覧になれます。











<いずみ窯>島袋工房 島袋貴寿さん萌美さん夫妻は2022年に本部町にて開窯。明るく軽やかなやちむんは生き生きとした筆致も魅力です。今年も日常遣いのやちむんが揃いましたが、今後大物にも挑戦されていくとのことで楽しみです。











今回『OKINAWAN MARKET 2025』で初めてご紹介する<百草陶房>伊良部あゆさんによるやちむん。松田米司工房で6年修行の後、南城市にて独立されました。<陶藝玉城>から譲り受けたという灯油窯で昨年12月に初窯を焚いたばかり。形が良く優しい表情のやちむんが揃いました。











<拓美窯>比嘉拓美さんは2000年に独立し、読谷村瀬名波に開窯。平筆を動かす中で自然と生まれた鳩のモチーフは<拓美窯>独自の特色で、今回はマットなものでなく艶のある上薬を選びました。伝統的な唐草や点打ちも作られています。










毎年恒例の『OKINAWAN MARKET』ですが、手仕事ゆえ毎年新たな出会いを楽しんでいただけるはず。また、2度訪れると気づかなかった発見もあるでしょう。私も日々新たな発見があります…!

会期残り2日。ぜひご来店お待ちしております。


初日夜に行ったインスタライブでは、イベントに並ぶ手仕事の数々をディレクター 菊地、バイヤー 藤田とともにご紹介いたしました。


アーカイブを残しておりますので、ぜひご覧ください。▶︎こちら(約45分の長さです)



『OKINAWAN MARKET 2025』
会期:2/21(金)-3/2(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO

イベントに並ぶ商品は、会期中お取り置き・お取り寄せ・通販ともに不可とさせていただきます。お問い合わせは[☎︎03-5368-7304]へお電話ください。

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『OKINAWAN MARKET 2025』に並ぶ品々は店頭でのみご覧になれるものも多いため、画像リンク先でフォローしていただくと情報チェックが便利です!

▼<fennica>レーベルページ




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