初めまして、ビームス 大宮 スタッフのコヴと申します。
この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第58回目はこちら
『アメリカン・グラフィティ』(1973)
監督:ジョージ・ルーカス
出演:リチャード・ドレイファス / ロン・ハワード / ポール・ル・マット / チャールズ・マーティン・スミス / ハリソン・フォード
あらすじ:
1960年代を舞台に旅立ちの前夜の若者たちを描いた青春群像劇
高校を卒業し自分の街から新しい街へと旅立つ前夜、それぞれがまだ先の事を決め兼ねて迷っている奴もいれば、全く違う事で悩んでいる奴もいます。ジタバタと出来る事をしながら先に進もうとする姿を観てとても懐かしい気持ちになりました。
現在でも沢山の青春映画が作られていますが1960年代も2020年代も、どんなにテクノロジーが発展しようが、同じ様な悩みを持つものなんだと思いました。
ここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。
この映画の季節はアメリカの卒業シーズンなので8月だと思います。1960年代の映画だとこの季節には開襟シャツを着ている事が多いのですが、高校を卒業したばかりだからか、主人公のカートとその友達もほとんどがボタンダウンシャツを着ています。
更に注目なのはカートのチェックシャツは6つボタンで、裾をパンツの中に入れる事を前提としているからか今のシャツのバランスよりも長めになっていて、現在のシャツに比べるとクラシックな印象です。
ビームス プラスでは勿論チェックシャツを取り扱っていますが、全体のバランスを現代にフィットする様に変更しております。
こちらです。
毎年の定番アイテムのシャツですが今シーズンは明るい色の3色と、ベースの3色の生地をパネルのクレイジーパターンに組んだ合計4種類を用意しました。裾の長さは入れて頂いても、出して頂いてもバランス良く見える様な長さにしています。
定番アイテムなので、フルレングスのパンツは勿論、ショートパンツとの相性も抜群なので、これからの季節に大活躍だと思います。
カートの周りの人物たちはシャツの裾をパンツにしっかり入れて着ているのにカートは最後までチェックシャツの裾をパンツに入れません。このチェックのシャツの収まりの悪い状態はカートが大人と子供の間にいる現状や、街を出るか残るか等を悩んでいたり、答えが出せていない状況を象徴しているかの様に映りました。
そして最後にカートが着ているシャツに注目すると……
映画全編に渡って当時のヒットナンバーと有名な「ウルフマン・ジャック」のトークが聴けるのもこの映画の魅力の1つだと思います。
それでは『アメリカン・グラフィティ』どうぞお楽しみ下さい。
コヴ