BEAMS PLUS ロードショー 第261夜

コヴ 2025.04.05

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第261回目はこちら


『グローリー 明日への行進』(2014)

監督:エヴァ・デゥヴァネイ

出演:デヴィッド・オイェロウォ / トム・ウィルキンソン / カルメン・イジョンゴ / アンドレ・ホランド / テッサ・トンプソン /

あらすじ:

1965年、マーティン・ルーサー・キング・Jr牧師はアラバマ州セルマからモンゴメリーまでの行進を行った。しかしその裏には様々な悲劇や苦労があった……

キング牧師を題材とした映画やドキュメンタリーは数多くありその中でもこれはセルマの行進にのみ焦点を絞った映画です。

70年前まで実際に行われていた人を人とも思わぬ政策(今も完全になくなったわけではないですが)に反対、撤廃するために公民権運動が全米で広がりました。その中心人物であるキング牧師が行進の計画を進めるのですが、それを快く思わない州知事や民間団体、ましてやアメリカ政府からも様々な嫌がらせや脅迫が入りますし、当の黒人達もそれぞれの立場があり一枚岩ではありません。

その様な中でどの様に計画を進めていくのかを描いていきます。

劇中でも描かれていますが有権者登録をしたいのに嫌がらせを受けて登録が出来なかったり、無抵抗の人達を警棒で打ち据えたり、簡単に撃ち殺したりしています。

70年前の話なのに現代のニュースでも観る光景で、全く昔の話だと思えない状況です。

アメリカは本当に様々な偉人の伝記映画が作られていて簡単に鑑賞する事が出来るので、伝記映画を観たり過去の歴史から学んで現代に生かすことが出来るはずなのに、全く逆の方向に進んでいるのが残念でなりません。(アメリカだけではなく日本を含む、全世界で言える事だと思いますが)

爽快なエンターテインメント作品ではありませんが物語として本当にぐいぐい引き込まれますし、70年前にどのような事があったのかを知る機会にもなるのではないでしょうか?


ここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。

今作で気になったのがキング牧師が家で着ているラインのニットポロがとても60年代感があって良かったのと、活動家の一人がデニムのオーバーオールにデニムのチョアジャケットを着てその中にボタンダウンシャツとネクタイを合わせた着こなしをしているのがとても新鮮でした。

オーバーオールもチョアジャケットも色落ちしすぎていないものを着ていて、そこまで違和感がなかったので今度、参考にしてみたいと思いました。是非、鑑賞される際には注目してみてください。


ここからは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。


ビームス プラス / ミリタリー ユーティリティ ドレス トラウザーズ
カラー:ブラック、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥37,400(税込)
商品番号:38-24-0336-791

ミリタリーのベイカーパンツをベースに側章を合わせたデザインが魅力の1本です。

前ポケット、後ポケット共にダブル仕様に変更し、細かな仕分けが可能なポケットワークを採用しています。

使用している生地はナイロンサテンに強いシワ加工を施し、ダメージとシワを表現しています。鈍い光沢感があり、ミリタリーパンツがベースですがドレッシーに見えるのもこのパンツの特徴です。

ミリタリーパンツですが、生地の薄いドレスシャツなんかと合せて頂いても良いですし、ブレザーの組下としても面白い着こなしになると思います。

こちらも既に在庫が少なくなってきていますので、気になる方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。

それでは『グローリー 明日への行進』お楽しみ下さい。

コヴ