初めまして、ビームス 大宮 スタッフのコヴと申します。
この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第81回目はこちら
『スウィング・キッズ』(2018)
監督:カン・ヒョンチョル
出演:D.O.(EXO)/ ジャレット・グライムス / パク・ヘス / オ・ジョンセ / キム・ミンホ
あらすじ:
1951年、朝鮮戦争下の巨済捕虜収容所のイメージアップの為に元ブロードウェイタップダンサーだった下司官が年齢、性別、国籍がバラバラなタップダンスチームを作らされ初舞台を目指すが……
国籍、性別、出自、思想が全く違うデコボコなメンバーを最初は全くやる気のなかったコーチが指導し、試練を乗り越えてチームとして成長していくというある種、典型的な物語です。自分も最初に観た時にはその様な印象だったのですが、改めて観直してそれだけではない色々な側面からの見方が出来る作品だと思いました。
やはり観ていてワクワクするのはメインキャスト達のタップダンスシーンです。タップダンスのコーチであるジャクソンを演じているジャレット・グライムスは実際にブロードウェイ屈指のタップダンサーで実力は言わずもがな、主人公のロ・ギスを演じるD.O.(EXO)も韓国の人気グループのメンバーなのでダンスは素人目から見ても上手だと思います。
もちろん他の3人のタップダンスが上手くなっていく過程も描かれていくのですが、ダンスが上手くなるにつれてチームとしての連帯感、色んな物を超えた仲間という気持ちが出てくるのが本当に良かったです。
クライマックスのチームとしての初舞台も素晴らしいのですが、圧巻だったのは物語の中盤のロ・ギスとヤン・パンネが躍るシーンです。時代的には全くあり得ないファンタジーなシーンなのですが、この時の2人の自分達を縛る様々な物を破る様な躍動感のあるダンスは本当に感動しました。本当に観て頂きたいシーンです。
そして物語はクライマックスに近づいていくのですが……。是非最後まで観て頂きたいです。
それではここからは衣装を見ていきましょう。
舞台はアメリカ軍が統治する捕虜収容所ですからアメリカ軍の衣装は沢山出てくるのですが、注目したいのはやはりタップダンスチームの初舞台の衣装です。
それまでバラバラの衣装を着ているのですが、この時は全員同じ白の開襟シャツにチノパンというシンプルな衣装を着ています。ヤン・パンネは同じ生地のスカートです。全員揃って同じ物を着ていると本当に格好良く見えますし、チノパンが履きたくなります。
勿論ビームス プラスでは作中のチノパンと引けを取らない格好良い物を用意しております。
こちらです
ビームス プラス / ウエストポイントクロス ミリタリー トラウザーズ
カラー:カーキ
サイズ:XS,S,M,L,XL
価格:¥19,800(税込)
商品番号:38-23-0120-791
生地には2本の糸を撚り上げて1本にした糸を使って高密度に織り上げたチノクロスを使用し、糸の段階で毛羽を落とす為にガス焼きをしているので織り上がった生地はかなりドライな手触りです。その上で特殊な洗い加工を加えているので見た目の武骨さに反して相当ソフトでドライに仕上がっています。それこそタップダンスが踊れるくらいの柔らかくてしなやかな肌触りです。
しかし渡りの太さやステッチはミリタリーチノがベースなので存在感がありスニーカーは勿論、どんなレザーシューズにも負けない存在感です。
これからの季節でしたらハリスツイードのジャケットやウールのハンティングジャケット等の重めなジャケットとも相性抜群ですし、パンツの生地感はとても柔らかいのでローゲージのニットを着て頂いてリラックスした着方も良いと思います。硬軟使い分けの出来るパンツなので、是非店頭で手に取って試着して頂けたらと思います。
色々な見方の出来る作品ですが、エンターテイメント作品として本当に楽しめると思います。(最後は全く甘くないですが……)
それでは『スウィング・キッズ』どうぞお楽しみ下さい。
コヴ