タフにブルーを感じたい

深夜1時。

“山田兄弟のAll Night BEAMS PLUS”

兄弟、隔週でお届け。

こんばんは。(兄)広志です。

今週も宜しくお願い致します。

灼熱の日が続いております。そんな中、こちらをご紹介するにはいささかタイミングが悪いような気もしながら、そこはビームス プラス 原宿の推しとして綴りたいと思います。



BEAMS PLUS シャンブレーワークシャツ
カラー:SAX,BLUE
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥19,800-(税込)
商品番号:38-11-1690-139

実は今までこのモデルのお取り扱いはしてましたが、前回までの生地が無くなった事で、暫く店頭から姿を消していました。ようやく、新たに生地が織り上がりリニューアルしまして、製品になった次第です。

ディテールはBEAMS PLUS ではお馴染み、ビンテージワークシャツのデザインを選りすぐりし、そのディテールから練り上げた一着。


ワークシャツとして懲りがちな箇所は潔く、シンプルな胸ポケット、その潔い胸2つポケットは、ワークシャツに想像するデザインとして、広く大衆に受け入れられたのでしょう。


ポケットを覗くと返し部分に嬉しい耳付きが、唯一の個性。




襟のバランスに細心の注意を払いながら、ダブルステッチと、トリプルステッチが交錯する屈強な縫製仕様は、洗い込んでいく毎に顔を覗かせる巻き縫いによるパッカリングが、いい仕事をする事は間違い無し。生地のネップ感も相まってさらにいい表情となっていくのは想像に難しくない。




袖口のイッテコイ仕様と、視覚的に運動性と補強を訴えてくる二枚袖、主張する空環仕上げの糸がワークシャツさを残す。




肩周りに加え、身頃から袖口にかけての3本針縫製は圧巻の一言。


3本の狭いステッチ幅に加え、歪みの少ない縫製技術は、日本製ならでは。その工場の縫い子さんの確かな技術にあっぱれの一言。

袖口のイッテコイ仕様は、アメリカらしいな〜と思う一つの点。剣ボロがない、イッテカエッテのパイピング処理、その簡素な作りは合理的な量産体制には都合が良かったのか。ワークシャツの象徴としてはよく取り上げられつつも、実は色々なシャツからそれは垣間見られるので、アメリカらしさを感じるのでしょう。



こちらのシャツのディテールもその一つでしょうか。



経糸はインディゴのロープ染色された糸で変身開花も楽しめる。縫製仕様に負けないやや厚みあるシャンブレー生地は、打ち込みが多く、ハリコシあるタフな印象と所々覗かせているネップ感が素朴さを加え、さりげない日常着になっていくでしょう。

是非お試しくださいますと嬉しいです。

YAMA