この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第149回目はこちら
『プラトーン』(1986)
監督:オリバー・ストーン
出演:チャーリー・シーン / トム・べレンジャー / ウィレム・デフォー / フォレスト・ウィティカー / ケヴィン・ディロン / ジョニー・デップ
あらすじ:
1967年、ベトナム戦争に志願してやってきた新人のクリスはいきなり最前線の小隊(プラトーン)に配属される。そしてそこには想像を絶する光景が待っていた……
監督のオリバー・ストーンの実体験を基にした映画であり、これも戦争映画の定番で名作の1本です。
異常な状況が日常の戦争で、新兵のクリスが徐々に異常な状況に慣れていくのを兵士としての成長と取るのか、異常な状況に浸食されていっていると取るのかが判別出来ないのが怖い所です。
死と隣り合わせであり、誰が敵なのかも分からない状況で劇中の様に行われた虐殺もあったでしょうし、もっと非道な事も行われていたと思います。その全てでは無いにしても自国の行った酷い行いを様々な映画でしっかり描き、きちんと劇場公開出来ているアメリカは凄いと思います。
この作品に限らず、酷い状況が描かれているフィクションである映画より更に現実は酷い状況だと思うので、本当に戦争はするべきではないですし、無くなって欲しいと思います。
それではここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。
戦争は無くなれと思いつつも、機能美にあふれたミリタリーウェアには惹かれてしまいますね。
それでは今週のBEAMS PLUSのアイテムの紹介です。
このパンツのベースは1950年代の極寒地用に作られたオーバーパンツで、装備を付けた上から履くパンツなのでかなり太いシルエットです。
タウンユースを想定している為、本来のポケットは下に履いているパンツのポケットにアクセスする為にスルーポケット仕様なのですが、ここは袋ポケットに変更したり、サイドポケットの中には小さなパッチポケットを付けてスマートフォンを入れて頂ける様にアレンジしています。またオリジナルにも付いているサイドポケットの止血用のテープは先にD菅をつけてキーホルダーとして使えます。
使用している素材はナイロン、ポリウレタンのリップストップ生地なのでストレッチが効いている為に動きやすく、肌触りもとても滑らかです。
春から夏にかけてピッタリな履き心地です。
カラーは定番のオリーブの他にオレンジとサックスの3色で、特にオレンジとサックスの2色はミリタリーの雰囲気を感じさせない爽やかな着こなしが出来るのではないでしょうか?
白いリネンのシャツにサックスのパンツを合わせて少しロールアップして裸足にトップサイダーを合わせたり、ループウィラーのネイビーのボートネックにオレンジのパンツを合わせてニューバランスのスニーカーなんてのもミリタリーパンツの重さを感じさせないコーディネートだと思います。
パンツの太さを活かしたリラックス感が出る合わせがお薦めです。
観ていてどんよりとした気持ちになる作品ですが、それだけ作品の力が強いのだと思いました。
それでは『プラトーン』お楽しみ下さい。
コヴ