BEAMS PLUS ロードショー 第283夜

コヴ 2025.09.06

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第283回目はこちら


『ゴールデン・リバー』(2018)

監督:ジャック・オーディアール

出演:ジョン・C・ライリー / ホアキン・フェニックス / ジェイク・ギレンホール / リズ・アーメット / ルドガー・ハウアー

あらすじ:

ゴールドラッシュに沸く1851年。手練れの殺し屋兄弟であるイーライとチャーリーは「提督」からの依頼である科学者を追っていた。先行する連絡係と合流して3人で科学者を追うはずだったが、黄金の誘惑に勝てなかった3人は科学者と手を組むことになるのだが……

西部劇ではあるものの、従来の西部劇とは違った不思議な作品でした。

舞台は1851年のオレゴンからカリフォルニアで、雄大であり厳しくもある自然が美しい中を先行する科学者を追う殺し屋兄弟のロードムービーです。

殺し屋兄弟も連絡係のモリスも科学者のウォームもそれぞれに求めるものがあり、最初こそ黄金が目当てだったものの少しづつ打ち解けていく中で自分たちが気付いていなかった心の中の本当の動機に気付いていきます。

しかし全てが上手くいく訳もなく……

どの様な結末になるのかは是非、ご自身で確かめていただければと思います。

そして何といっても主演の4人が本当に素晴らしく、特にジョン・C・ライリーが特に良かったです。

因みに日本の1850年はどのくらいの時代なのかが気になり調べたのですが、江戸時代の「嘉永(かえい)」という元号の時期だそうで、この3年後の1853年にペリーの来航があり、幕末時代に移り変わっていくそうです。

ここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。

この映画の季節の設定のなのか場所の設定なのかは分かりませんが、ジャケットを着るほどではない気温だからなのかみんなベストを着ていてパンツとの共地のベストなんかもあり同じような着こなしがしてみたいと思いました。

あとハットを被っている事も多く自分も被りたくはなるのですが、あまり自分の頭に合うサイズのものがなく(自分の頭が大きい為)諦めてしまう事が多いです。

それでは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。


ビームス プラス / デニムワークシャツ クラシックフィット ジュイ プリント
カラー:ミントグリーン、インディゴ
サイズ:S,M,L,XL,
価格:¥330,000(税込)
商品番号:38-11-1665-791

まだまだ暑い日が続きますが、定番のクラシックフィットのワークシャツの秋冬の新作が入荷して参りました。

このシャツの特徴は何といってもこのプリントで、着想の元になっているのが18世紀のフランスで生まれた「トワル・ド・ジュイ」というプリントの生地で、人物や風景、神話をモチーフにした主に2色使いで描かれる繊細な柄が特徴で、マリー・アントワネットも愛したことで知られています。

本来であれば銅板を用いて染色をするらしいのですが、このシャツは抜染プリントで柄を表現しております。

柄のモチーフはアメリカらしいハンティングをモチーフにかなり細かく描写されています。

取り扱いの色は2色でインディゴとミントグリーンで、ミントグリーンは顔料で染めて抜染をしており鮮やかな色と共に柄も細部まで綺麗にプリントされています。

サイズは1940年代のワークシャツをベースにしている為に、かなりゆったりしていて普段XLサイズを着ている自分でもLサイズを選んでいます。

ディティールも凝っていて左右にフラップ付きチェストポケットがついて、左側のポケットはダブルポケット仕様になっていて内側にはペンポケットも付いています。

かなり存在感のあるシャツなので一枚でも充分に主役になるシャツですし、寒くなってくればインナーとしても活躍する一枚だと思います。

こちらも既に入荷していますので、是非、店頭でプリントの細かさや生地の色の鮮やかさを確かめていただければと思います。

それでは『ゴールデン・リバー』お楽しみ下さい。

コヴ