この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。

こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第306回目はこちら

『ロード・トゥ・パーディション』(2002)
監督:サム・メンデス
出演:トム・ハンクス / ポール・ニューマン / タイラー・ホークリン / ダニエル・クレイグ / ジュード・ロウ / ジェニファー・ジェイソン・リー / リアム・エイケン
あらすじ:
1931年、大恐慌時代のアメリカ。アイルランド系ギャングのボスで父親代わりのジョン・ルーニーの元で殺し屋として働いているマイケルはある日、殺人の現場を自分の長男に目撃されてしまい……
今作はフィルムノワールでもありサスペンスでもあるのですが、それ以上に親子の話だと感じました。
マイケルとギャングのボスであるジョン、ジョンとその実子のコナー、そしてマイケルとその息子のマイケル・Jr、三組の親子のが出てくるのですが、一番メインとなるのはやはりマイケルとその息子のマイケル・Jrです。
前半は雪や夜,一番暗いシーンは雨の夜でほとんどが暗い場面が多く、マイケルと息子の交流もあまりありません。どちらかというと父親から息子へは命令という形でのコミュニケーションが多いのですが、物語の後半の逃走劇になると明るい昼間の場面が増え、命令だけではない交流が生まれます。その明暗の違いでマイケルと息子の関係が変わった事が示されていると思います。
そしてマイケルが決着をつける場面はどうなっているのか、結末にはどの様な場面が用意されているのかは是非、ご自身で確認して頂きたいと思います。
映画としてかなり面白かったですし、これまでのなぜ紹介しなかったのか不思議なくらいの作品でした。
ここからは衣装を見ていきましょう。
今回、注目したいのはマイケル・Jrが履いているニッカポッカです。正直今まで紹介してきた映画の中でも多数登場していたのですが、触れずにきたアイテムです。
今回調べてみて初めて分かったのですが、ニッカポッカの起源は17世紀頃のオランダ移民が履いていた膝下で絞られた短いブリーチズというパンツだそうで、そこから19世紀末アメリカで子供服だったりスポーツ用のパンツとして定着していったそうです。
なのでこの映画の中でニッカポッカを履いているマイケル・Jrはまだ子供という記号なんだと思いました。
今、ニッカポッカを履こうとするとどうしてもコスプレの様になってしまいますが、古い写真を見てみると雰囲気があって格好良いのでどうにか履けないものかと考えております。
そしてこのニッカポッカの歴史を調べている時に知ったのですが、ニューヨークのバスケットボールチームである「ニックス」の名前は「ニッカポッカーズ」の略称だそうで、元々、ニューヨークの街を開拓したのがオランダ移民だった事と、1809年にオランダ移民についての本を書いた著者のペンネームがオランダ系のディートリッヒ・ニッカ―ボッカ―で、その後ニューヨークのオランダ移民とその子孫の事をニッカ―ボッカ―ズと呼ぶようになったからだそうです。
他の洋服も個別に調べてみると色々と歴史や面白い事実が分かりそうなので、知っているアイテムについても改めて調べてみようと思いました。
それでは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。








コットンとレーヨンを混紡して織り上げたニットポロです。
一見シンプルなニットポロなのですが、編み方に特徴があり表の糸と裏の糸を違う糸で編むことが出来るのです。表の糸は強く撚ったコットンを使いシャリ感ののある手触りで、肌に触れる裏の糸にはレーヨンを使用しているのでなめらかな肌触りに仕上がっております。
襟型やボタンの位置も現代風にアップデートさせており、かなり活躍する一枚だと思います。
単色で目立つ柄が入っていないのでジャケットパンツのビジネスシーンでジャケットのインナーとして、オフの時にはデニムジャケットや軽いブルゾンのインナーとしても相性はとても良いと思います。
取り扱いの色も沢山あるので是非、実物を店頭で手に取って頂ければと思います。最後に一点気を付けて頂きたいのが洗濯方法はドライクリーニングのみですのでそこだけ気を付けて下さい。
それでは『ロード・トゥ・パーディション』お楽しみ下さい。
コヴ