この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。

こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第322回目はこちら

『野のユリ』(1963)
監督:ラルフ・ネルソン
出演:シドニー・ポワチエ / エリリア・スカラ / リサ・マン / アイサ・クリノ / フランチェスカ・ジャービス / パメラ・ブランチ / スタンリー・アダムス
あらすじ:
アリゾナ州を旅していたホーマー・スミスは車の冷却水をもらう為に五人の修道女が住む家に訪れる。そこで水を貰ったものの屋根の修理も請け負う事になってしまい……
もうこのブログでも何回も登場する俳優シドニー・ポワチエの主演作品で、この作品で黒人俳優として初のアカデミー賞の主演男優賞を獲得した作品です。
主演がシドニー・ポワチエだという以外の情報を全く入れずに観た作品だったので、良い意味で思っていた作品と違いました。もっと重苦しい作品かと思いきやコメディ作品だったことに驚きました。
気ままに旅をする便利屋の青年が東ドイツから来た修道女達の夢である教会を立てる事になる話なのですが、そこにはアメリカと東ドイツとの習慣や言葉の違いによる笑いや、信仰している宗教の違いによる笑いをユーモラスに描いていてとても面白い作品でした。
シドニー・ポワチエ演じるスミスも何だかんだと文句を言いつつも色々な修繕をしたりミサへの送り迎えをしてあげたり、どうにか教会を建てられるように努力をしていきます。そして最後は…… どの様なラストになるかは是非、ご自身で確かめてみて下さい。
とても良い作品ではあったのですが、どうしても気になる点がありました。シドニー・ポワチエ扮するホーマー・スミスについてです。彼は劇中で何度も「出発するんだ。」「ロスかカリフォルニアに行こうと思う。」と言及はしていますが彼が何をしに都会に行くのかが分からないですし、元々の出身は何処で、いつから一人で暮らしているのか等の情報が全く提示されません。いわゆる「都合の良い黒人」として描かれています。
現在ではこの描き方は駄目だと思いますが、公民権運動が盛んだった1960年代でも許されていたし、この様に描かないと黒人俳優がアカデミー賞の主演男優賞を取ることは出来なかったかと思うととても複雑な気持ちになります。
しかし作品としてはとても面白く声を出して笑ってしまう場面もあるので気になった方は是非、ご覧になって頂くと良いと思います。
ここからは衣装を見ていきましょう。
今回は何といってもシドニー・ポワチエが最初から最後までセットアップで着ている「Lee」の「WESTERNER」です。かなり体に合ったサイジングで着ていて、相当格好良いです。白黒の作品なので色までは確実ではないのですが、着ているカラーは多分ホワイトだと思います。もしかしたらホワイトのセットアップを着せる事で天使のイメージを付けさせる演出なのかとさえ思いました。因みにこの作品内で教会建設を手伝おうとする労働者たちは確かみんなデニムのジャケットを着ていたと思います。
まぁ何にせよここまで格好良く「WESTERNER」のセットアップを着こなしている人物はいないのではないでしょうか?是非、そこにも注目して観て頂けると楽しいと思います。
それでは今週のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。

ビームス プラス / オープンカラー インディゴリネン ストライプ
カラー:インディゴ
サイズ:S,M,L,XL,
価格:¥22,000(税込)
商品番号:38-01-0287-139
インディゴで先染めをした糸を使用したリネンストライプ生地を使用しており、着用、洗濯を切り返すことでどんどん生地の経年変化が楽しめるシャツです。
1950年代のストアブランドのオープンカラーシャツをベースにサイジングを現代風にアレンジしています。身幅をやや広めに設定し着丈を短めに調整したボックスシルエットで一枚着としても羽織としても着ていただけますし、ゆったりとしたシルエットなのと生地はリネン特有のネップがありシャリ感とドライな肌触りなので、高温多湿の日本の夏にも快適に着用して頂けます。
こちらも店頭に入荷しておりますので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせていただければと思います。
それでは『野のユリ』お楽しみ下さい。
コヴ