こんにちは。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
All Night BEAMS PLUS 月曜日を担当しますバイヤーのサミュエル金子です。
皆様先週はいかがお過ごしになりましたか?
夏本番で毎日暑い日が続いていますね。
週末は庭にプールを出して子供と水遊びをしました。
子供も大きくなり今年は外で遊ぶことが多く、色白の私も既に小麦色の肌になってきました。
日焼けした肌は男らしさを演出してくれて良いですね。
今週も退屈しのぎでも構いません(笑)。レギュラーメンバーから新作アイテムや洋服の楽しみ方をお伝えさせていただきます。
本日はゲストをお迎えしておりますので、生の声をお届けさせていただきます。
後程登場していただきますので、お楽しみに。
今週は20AWの新作が続々と入荷してきておりますので、その中から<モヒート>のアブサンシャツをご紹介させていただきます。
シーズンを追うごとに魅力的な生地でリリースされる”アブサンシャツ”。
禁酒された国もあるくらい中毒性の高いアブサンという酒名から命名されたこのシャツは、その商品名の通り中毒性が高く一度袖を通した方はその着心地、シルエットの魅力から毎シーズン購入されている方が続出しています。
私もそのひとりです。
今シーズン入荷してきている魅力的なモデルをご紹介します。
まずは大判のチェックを使用したモデルです。
MOJITO ABSINTH SHIRTS Bar2.0/big.c
カラー:Orange
サイズ:S、M、L、XL
価格:¥28,000+税
商品番号:11-11-6278-697
私はカーキの太めのチノにスエードのモカシンシューズを合わせアウトドアスタイルでコーディネートしました。
Vゾーンのインナーもベージュの同じトーンでオレンジが映えるよう合わせました。
微起毛をかけた大判なチェックは、ビンテージのネルシャツの雰囲気をアブサンシャツで表現しています。
ブラウン、ベージュ、オレンジの好配色がクラシックな雰囲気抜群です。
細かい丁寧な作りも健在です。
肩周りの着心地を向上させるスプレットヨークはしっかり柄合わせされています。
”オープンカラーシャツは袖を捲って男らしく着たい”
アブサンシャツのカフスにはステッチが入り、袖側に向かって中に薄い芯が入っているので袖を捲りやすい仕様になっています。
デザイナーの山下氏は確かにいつも袖を捲っています。まさに男の美学です。
続いてこちらも好配色なチェックを使用したモデルです。
MOJITO ABSINTHE SHIRTS Bar2.0/mole yarn
カラー:Green
サイズ:S、M、L、XL
価格:¥26,000+税
商品番号:11-11-6277-697
クラシックな雰囲気のブラックウォッチのコットンビエラに、ややくすんだ赤のモール糸がとても綺麗な生地を使用しています。
モール糸を使用しているため柄に凹凸が出ている表情が魅力的です。
着込んでいったときも楽しみな一枚です。
トラディショナルなコーディネートでグレーのトラウザースや、イギリス軍を連想させてミリタリーパンツで合わせるのも良いかと思います。
最後はここ数シーズンの<モヒート>らしい生地を使用したモデルです。

ABSINTHE SHIRTS Bar2.0/Velor
カラー:C.Grey
サイズ:S、M、L、XL
価格:¥26,000+税
商品番号:11-11-6279-697
ベロア素材に植物、果物、花柄が繋がったダマスク柄がプリントされた生地は色気ある雰囲気が魅力です。
少し艶っぽい見た目は山下氏の今の気分からの生地チョイスです。
今シーズンのシェトランド ウールを使用したガルフストリームパンツでアダルトなコーディネートがお勧めです。
因みこちらのモデルはサイズによっては既に在庫がございません。
気になる方はお早めに。
ということで。
今週は<モヒート >山下氏に出演いただき、生の声をお届けさせていただきます。
アブサンシャツについて気になることを伺ってみたいと思います。
金子「ご無沙汰しております。“All Night Beams+”に2回目のご出演ありがとうございます。毎シーズン好評のアブサンシャツの新作が入荷してきました。ビームス プラスでは、アブサンシャツのオーダー会を行ってからさらにファンが増え、今シーズンも既にサイズ欠けしているモデルもあり、人気がうかがえます。シーズンを重ねるごとに特徴ある生地が増えているように感じており、いつも楽しみにしています。山下さんの中でアブサンシャツの生地選びのポイントを教えて下さい。」
山下氏「ご無沙汰しております!二回目のお声がけをいただきありがとうございます。お客様にアブサンシャツを気に入っていただけてとても嬉しいです。僕の記憶に間違いがなければ、ビームス プラスで<モヒート>のお取り扱いをしていただくようになってから今日まで、全てのシーズンでアブサンシャツを展開していただいていると思います。一つのアイテムを継続していただけることはとても嬉しいですし、もの凄く励みになりますね。
ご質問の『アブサンシャツの生地選びのポイント』ですが、いくつかあるうちのひとつだけ挙げるとするならば、次のシーズンに(展示会を約半年前に開催するため)僕が着たいと思うであろう素材や柄を素直に選ぶようにしています。アブサンシャツ用に毎回多くの素材を見てまわりますが、展示会の日程に合わせて自分で決めた期日までにピンとくる素材が無ければ生地から製作します。」
金子「たしかに山下さんがお似合いになる生地バリエーションがここ数シーズンは、より濃くラインアップされていますね。これから入荷してくるドット柄は、山下さんの理想を生地から製作されたものですね!こちらの入荷が待ち遠しいです!」
↓<モヒート>オリジナルで製作されたドットプリントが施されたコーデュロイのアブサンシャツ。
金子「イメージや構想にはあるけど、リリース出来ていない生地はありますか?そういったものでまたイベントもやりたいですね。」
山下氏「はい。勿論ありますよ!イベントいいですね~。是非!」
金子「アブサンシャツは、第一ボタンの開きが深く色気のあるVゾーンが特徴です。私は生地の素材感、全体の雰囲気によってVゾーンの見え方をTシャツかタンクトップに変えています。山下さんは、シーズン問わず常にVゾーンから肌がのぞき色気、且つワイルドな雰囲気で着こなされていますので、お会いするたびに憧れを感じます!Vゾーンへのこだわりや、またお薦めの合わせ方、インナーも伺いたいです。」
↓以前PHILOSOPHY OF BEAMS PLUS取材時での山下氏のVゾーン。
山下氏「アブサンシャツのインナーに何を合わせるといいのか?よく訊かれます。
Vゾーンへのこだわりは、アブサンシャツの第一釦を外した時にできるVゾーンは人間工学に基づき設計しました。”鎖骨の中心にあるクボミから顔面骨の顎の下までの距離に比例”しています。
冗談です・・・。(笑)
このVゾーンも僕の感覚で決めましたが、深すぎるとビンテージの開襟シャツの雰囲気には到底及ばず、浅すぎるとちょっとだけ優等生にみえてしまい<モヒート>にもたせたい解放感から少し離れてしまいます。拘りがあったとするならば”深すぎず、浅すぎず”ってとこでしょうね。第二ボタンをあと35mm上げてVゾーンを浅くすると、毒っ気が抜けて着やすくなるのですが、人間工学に反するので止めときます。(笑)」
金子「人間工学の話は初耳です!(笑)中毒性のあるアブサンから、さすがに毒っ気は抜けないですね。」
山下氏「春夏のインナーは、2018年までは某ブランドのVネックTシャツを好んで着てましたが、それ以降は素肌にアブサンシャツを着ています。当たり前ですがこのほうが涼しいですし、自分が選んだ素材の善し悪しや天然素材がもつ変化が楽しめるので。」
金子「某ブランドってそこが一番気になるので教えて下さい!(笑)」
山下氏「気になりますよねー。(笑)秋冬のインナーは、ここ最近は<モヒート>のモックタートルを合わせて着ることが多いですね。
お薦めの合わせ方や、インナーはここ最近、春夏シーズンのアブサンシャツは厳選した上質なリネンを多くリリースしていますので、インナー無しで素肌に着ていただけたら嬉しいです。またTシャツ選びは着る人の体型で見え方がガラッと変わるので、難しい極みなのですが、インナーとして選ぶのであればほぼ首回りのデザインの好みになるかと思います。素肌に着るのはどうも・・・ということであれば、シャツの色に合うクルーネックTを合わせると楽しいですよね。」
金子「今回のブログ用に撮影したコーディネートは、アブサンシャツのカラーに合わせたクルーネックTをインナーに合わせていたので嬉しいですね。(笑)また近々ミーティングお願いいたします!今回もご出演ありがとうござました。」
山下氏「こちらこそありがとうございました。」
ブログを最後までご覧いただきありがとうございました。
アブサンシャツとは
山下氏が説く、男の洋服工学の研究が詰まったシャツ
袖を通せばその魅力に依存する
気になった方は是非店頭又はオンラインストアをチェックしてみてください。
サミュエル金子