みなさんこんにちは!元気にお過ごしでしょうか?
本棚を見ると自分の頭の中がわかると言いますが、私はもっぱら武士が好きで。
久しぶりに本を捲ると、伊達政宗の言葉が。
「曇りなき 心の月を さき立てて 浮世の闇を 照らしてぞ行く」
訳:曇りのない心の月で行く手の道を煌々と照らし、
生きにくい浮世の闇をまっすぐと進んでみせよう。
どんなことが起こっても、まっすぐ前を向いて突き進んでいきたいものです。
伊達政宗は決してポジティブに生きれるような人生ではありませんでしたが、幾度とある逆境を超え、それでなお、辞世の言葉がこの言葉。
こう、いつでも前向きに過ごしたいものですね。
さて。私のオススメの写真集。家でアートを楽しめ、味わえる。
そんなオススメの写真集を3冊ご紹介いたします。
ほどよく、ゆるく、たまに鋭く。
感情が動かされたり、好奇心を満たしてくれたり、知見を広げてくれたり。
色んな写真集がありますが、今回は「人」を感じる写真集をご紹介いたします!
◾「バガボンド」 / 名越啓介 / ¥2,970 / 品番:74-81-7211-440
バガボンド=漂泊者 という意味のタイトル。
この写真集は見ているだけでただただ元気になれちゃう。
2019年のインドの世界最大のヒンドゥー教の祭典<クンブメーラ>のど真ん中で転がり続けながら撮った名越啓介の写真集。
世界人口数第2位を持つインド、「一生分の人間とすれ違った」という名越さんの撮った写真には、人・人・人。圧巻の人。
また名越さんの撮る写真は人との距離(心の距離も被写体との距離感どちらも)がとても近いです。
子供の写真はとても豊かな表情を見せてくれるし、危険そうに見えるギャングたちの写真もかっこよく、ヒンドゥー教徒の方の個性豊かなキャラクター。
299点の写真を見た後には、なんだか元気になっている。そんな写真集です。
◾「人」 / 渡辺一城 / ¥4,400 / 品番:74-81-0016-527

2013年「豚」というタイトルで展覧会を行ない、その際に販売した写真集「人」。
祖父母が経営する精肉店で、豚の解体を幼少期から日常的に見て育った渡辺さんが選んだ被写体は、大学の近くにあった養豚場、食肉センターにいる“豚”。
「人と豚は似ている」と渡辺さんは言います。
内臓(猿より人と内臓の作りは近いそうで、異種移植の研究・実験も行われています)、性格(目的ごとに生活する習性や、欲望を満たしてくれるひとにのみなつく)
猿より人と近いのは豚だと言われています。
そんな渡辺さんが撮る、豚の養豚場と食肉センターにいる“食肉”としての豚たち。
普段口にする食べ物。改めて「いただきます。」と心を込めて言いたい。
また、“運命”ってなんだろうと、考えさせられる一冊。
◾「MOTHER」 / 岡田敦 / ¥4,180 / 品番:74-81-0075-974

「人間が生まれてくる瞬間を撮影したい」という写真家の思いから、一人の女性の出産から誕生までの過程を追った写真集。
未だ見たことない写真集ではないと思います。
いくつかある余白のページ。自分の鼓動がなんとなく早くなるのを感じながらめくり、
呼吸を感じさせる余白とともにあるのは、出産のリアル。
女性器、赤ちゃんの頭、助産師さんの手袋。
“出産“という言葉のリアルを感じさせられる一冊。
写真を通して表現をしているから、私たちは新しい世界や考え方を知ることができます。
表現は自由、受け取る側も自由。
新しい表現への挑戦、覚悟。
ページを捲るたびにドクドク心臓がうごくのが感じる、そんな写真集でした。
おうちにいても世界中のアーティストが発信していますし、感性を高めることはできます。
歴史を学びなおすというのもいい機会、やってみたかったことに手を出したり。
そして人への大切さ。友人や家族の大切さなど改めて感じました。
おうち時間、有意義に過ごしたいですね。
テーマは「人」の写真集3冊ご紹介しました。
結局、人ですよね。どんな時でも!
素敵な写真集や作品集などご紹介していきます!
是非お楽しみに!
===============================
おうち時間はやっぱりYoutube!こちらも是非!
BEAMS AT HOME Video「Meaningless things Vol.01 / オートマタ・原田和明」
===============================
B GALLERY
Instagram:@b_gallery_official
Twitter:@B_GALLERY_
Face Book:B GALLERY
===============================