
山田兄弟のAll Night BEAMS PLUS”
兄弟、隔週でお届け。
こんばんは。(兄)広志です。
さて、いつものご報告です。
先週は、16年振りにホームとしての国立競技場開催。
派手な演出は見応えあり。
相手は苦手セレッソ。序盤は、相手の守備意識も高く、前半はスコアレス。後半開始早々に得たPKを沈めてからは、途中交代選手の活躍もあり、終わってみれば4得点のクリーンシート。ゴール裏で見る得点は、何よりもいい。
全国のサポーター人気1位のから揚げは100名以上の並びから何とかゲット(セレッソの本拠地でも、食べましたけど…)
今週は台風で、どうなる事やら。と言いながら、リミテッドストア名古屋は泣く泣く開催中止に。楽しみにしておられた皆様には申し訳ございません。延期を実現させましょう!
では、気を取り直し今週はこちら。
GREY
BROWN
BLUE
誰が言ったか、不良の象徴。
陰影の、濃淡あるボヤッとしたムード。光と影、陰と陽から想像つくように、明るい感じのキャラクターでは決してないかもしれません。
その暗いムードが、当時のティーンネイジャーにぴったりとハマったのだろう。
アメリカ50年代は、好景気真っ只中、豊かな時代の象徴とされた最も輝きを放っていたとされる。そんな大人たちを見て育つ若者たち。エネルギッシュな、活気と希望に満ち溢れるのは当然で、自己表現へのパワフルな姿勢が、あらゆる文化を生み出していく。ロックンロールだってそう、ハリウッドやテレビの波及から、スターへの憧れ、瞬く間にそのファッションも拡がっていき、デニムを始め様々な衣料が市民権を得てゆく。
華やかになっていくにつれ、格差社会も生まれていき、いいところもそうでないところも明るみになるのは自然な流れ。片や優等生は、明るいマドラスチェック、それに反抗するカタチなのか、不真面目を装うには暗いムードを纏う若者が多かったのでしょう。
どこぞの代表する映画の事は、他でも触れられてるので、興味ある方は是非どうぞ。
そんなオンブレチェックを久しぶりに見た気がする。
モデルは勿論、開襟スタイルで言う事無し。
ディテールも健在。当時のムードを代表する大衆衣料。1番のポイントは、やはり生地でしょうか。

GREY
BROWN
BLUE
薄っすらとしたブルーは、綿(ワタ)の状態で染められたインディゴ糸で、ムラ感のあるメランジ調の粗野な表現が魅力。また、綿100なのも、私にとっては嬉しいポイント。
大体、この手のシャツは時代感的にレーヨンがお決まりなところで、生地の動きや、グラデーションのある表情は、非常に相性良しなのは分かる。ただ、綿の交差による凹凸感のある見え方と、日常使いには扱い易く、こちらはこちらで推したいのです。まさにデイリーウェア。
こんなオンブレーアイテムが、後に引き継がれ、90年代の象徴ともされる。90年代のスターもまた、幼少期に慣れ親しんだ、憧れのある柄であった事でしょう。

開襟スタイルとは言え、ポケットは柄合わせする事で、丁寧に。これが、アメリカらしいムードを控えめにしつつ、色合いも相まって、不良の象徴と言いながらも、ホワイトのパンツやらチノトラウザーズなんかを合わせても良さそう。デニムも勿論、優等生ぶるのか悪ぶるのかは貴方次第ですよ。
是非お試しくださいますと嬉しいです。
YAMA