
山田兄弟のAll Night BEAMS PLUS”
兄弟、隔週でお届け。
こんばんは。(兄)広志です。
今週は正志の代打。さて、いつものご報告です。
先週末は、台風で延期になった磐田戦。アウェイのゴール裏は席数が少なく、チケットの争奪戦に敗れ、自宅での観戦。泣
やはり、早い時間帯での集中力が、気になるところ。先制を許しながら、前半の内にロペスのゴールで追いつき、後半早々に、らしい流れるようなパスワークから西村の逆転ゴール。その後もロペスの流石の嗅覚でハットトリックなど、突き放す。が、まさかのまさかの一点差まで詰めよられる所が、今の現状を示してるな〜と。残留争い中の相手はやはり怖いけど、勝ち切った事で、ひとまず良しとします。
さて、グッと寒くなった今週は、こちら。
先ずはその色合いに惹かれてしまい、筆をとった次第。
マウンテンパーカーと聞くと、デザインのキモとなる一つがポケットワークデザイン。控えめなディテールが好みな私は、そのミニマムさに加え、ノスタルジーなムードが堪らない。
シェルの素材と共に、歩んできたであろうマウテンパーカー。70年代のバックパッキングブームが後押ししていたのか、その機能性が、街着として調子も良く、大衆に浸透したのでしょう。当時のブランドからも、ヨークを切り替えたようなモノや、裏地と配色を効かせられたモノ、プルオーバー等、趣向を凝らした様々なデザインがリリースされているのは、過渡期だったのか、供給過多から生まれたのか、試行錯誤や工夫が見られている。
今回ベースにしたのは、そのハシリと言うか、原型と言うか、60年代から70年代にかけてのムード。
特徴のある立体感の首周りが、フードを被った時に、雨風を凌ぐにばっちり。ドローコードを締め、ツバのある帽子を被るもんなら、視界の確保も良好。帽子は濡れますけどね…汗
胸元の、斜めに配されたスラッシュポケットは、ハンドウォーマーとしての機能がこれ以上ないと言う配置。
ジップの引き手は、これまた、控えめながらに主張する小振りなデザインで、ポケットを使わない時は被せられ、テープは表のデザインに干渉しないのも、ミニマムさの追求でしょう。
背中に配されたマップポケットもそれは同様に。
さらに見えない隠しポケットは、こちらの縫製に合わせて、控えめに機能性を向上させているのは、お得意のBEAMS PLUS らしい意匠。
脇下のベンチレーションは、服の中に溜まりすぎた熱を逃し、快適に。
ヒントとしたビンテージにも搭載されていた、身頃のドローコードは、着丈の長さを活かし、”こなし”にアクセントを加えてくれる。
バックスタイルを見るとそれが良く分かる。
身頃半分の裏側は、着用感を快適にポリエステルコットン混紡の裏地。
袖口調節の簡素な作りにもグッときてしまう。
ディテールデザインの仕上げは、やはりボタンでしょうか。凹凸のある叩いて仕上げられたような表情のある、小さな径のボタンは、クラシックな表情を後押ししてくれる。
オリジナルで作り込んでおり、BEAMS PLUS の拘りが、垣間見れる。それほど、ボタン一つとっても、特にミニマムな表情のアイテムには重要である事がお分かりいただけるのではないでしょうか。
さらにさらに、生地にも大注目な要素。
KALE
Lt.Beige
使い込まれたようなまだらに見えるビンテージムードたっぷりの表情は、マイクロリップの生地にプリント。発色の良さとその味わい深い表情のマッチングは、着始めからコーディネートに馴染み良し。
こちらの色は、最早タフに使いまれ、着用者の使用感、歴史が詰まっているようだ。
当時にはないアップデートとしては、やはり3レイヤーの生地使い。見た目は古いけど、古めかしい、懐かしい感じで留めない。アイビーにも普段着にでも、取り入れるだけでいつものスタイルも何だか様子が違いますよ。お試しくださいますと嬉しいです。
YAMA