REMI RELIEF CUSTOM ORDER EXHIBITION 2021

金子 茂 2021.07.20

こんちには。


いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

All Night BEAMS PLUS 月曜日を担当しますバイヤーのサミュエル金子です。

皆様先週はいかがお過ごしになりましたか?


先週末7/16(金)は<レミ レリーフ>デザイナー後藤氏にご出演いただきカスタムオーダーイベントのインスタライブを開催しました。

ご視聴、ご質問を投稿してくれた方ありがとうございました。

盛り上がってしまい、当初45分間で終了予定のところ1時間越え...。

加工職人の後藤氏らしい、魅力あるプロダクトのお話を聴いて頂けたのではないでしょうか。

まだご覧になられていない方は、開催店舗のビームス プラス 有楽町、ビームス 神戸、ビームス 辻堂のインスタグラムカウントのアーカイブからご覧いただけますのでお時間ある時に是非。


今週も退屈しのぎでも構いません(笑)。レギュラーメンバーから新作アイテムや洋服の楽しみ方をお伝えさせていただきます。


本日私からはそんな開催を直前に控えたイベントのカスタム詳細の中からトピックスをご紹介をさせていただきます。

ビームス プラスの夏のイベントと言えば<レミ レリーフ>カスタムオーダーエキシビジョン。

毎年このイベントの為だけにリリースされる別注アイテムは、シーズンの別注アイテムより魅力ある仕上がりになっていることも珍しくありません。

なぜならこのイベントを、毎年楽しみにして下さる多くのお客様がいらっしゃるので、自然と力が入ってしまうのです。

毎回新しいモデルをリリースし、カスタムオプションを変更したりとそんなお客様を飽きさせたくないという気持ちがこのイベントが長く長く続いている理由だと思います。


今回メインアイテムとなるモデルは、M-65フィールドジャケットです。

このモデルは開催店舗スタッフからの多くの支持があり、本イベントのメインアイテムとして決定しました。

インスタライブで後藤氏もおっしゃられていた通り、完成されたデザインという言葉がピッタリなモデルです。

1965年から約40年間という長い期間にわたりアップデートを繰り返しながら軍で採用され、その間に軍の放出品や民間からリリースされるモデルなども多くあったと思います。

それを考えれば、アメリカで着用している人が多いのは必然です。

まさにアメリカミリタリーフィールドジャケットの象徴的アイテムなのです。

今回そんなM-65をブランドらしく仕上げていただきました。

オリジナルディティール、匂いは残しながらも、サイズスペックを整え、より着用しやすいバランスにしています。

また当時からのレイヤードシステムを採用し、ライナーの取り外し可能且つライナーだけでも着用できるようにアップデートしました。

今回選べる生地は3種類。

まずはブランドオリジナルのデニム素材。

ロープ染色で染められた糸と茶綿の糸で織られたデニム生地をエイジング加工した表情は奥深い色合いが魅力です。

パッカリング部分のアタリや手作業でこすられた全体の自然な表情は雰囲気抜群です。


続いてバックサテンです。

当時のバックサテンを再現したこちらもブランドオリジナル素材。

まさにエイジングしたその表情はヴィンテージそのもの。

いやっ、本物でもここまでの雰囲気があるものは中々ございません。

まさに加工職人と言われる後藤氏の力量が窺えるそんな仕上がりです。


最後にコーデュロイです。

硫化染料でブラックに染め、加工された生地の表情はアタリが出て畝の陰影で色合いが変化しブラックなのか!?グレーなのか!?その絶妙な色合いが魅力です。

デニム、バックサテンに比べて上品且つアダルトな雰囲気で着用していただけます。


続いてライナーです。

こちらはカラーをオレンジ、オリーブ、ブラックの3色からお選びいただけます。

当時の生地を再現した薄手の柔らかいナイロンリップストップ生地は、クラシックな雰囲気と軽い着心地が魅力です。

ボタンで取り外しが簡単に行え、ライナー単体でも着用いただけます。

お手持ちのアウターとレイヤードしてインナー使いでもお勧めです。



ここからはカスタム詳細です。

まずはここ数回好評いただいています手書き風プリントです。

今回もサンダーバード、アロー、カウボーイ、ウエスタンブーツ、バッジ、サボテン、リーフ、ワークトラックなどブランドイメージから連想できるモチーフをご用意しています。

エイジングされたボディに馴染む染料でプリントされているため自然な仕上がりが魅力です。

ワッペンも8種類ご用意しています。

このイベントのためにオリジナルデザインで作成していただきました。

ミリタリーらしいアクセントを付けたい方には是非お勧めです。



<レミレリーフ>といえばジャカードや刺繍で柄を出した裏地がPOPな印象で毎回好評いただいているため、オーダー会でも裏地をカスタムしていただけます。

今回裏地の刺繍はアメリカ柄をご用意しています。

アメリカらしいミリタリージャケットにはアメリカの象徴を。

前を開けて着用した時に少しだけ覗くポップな柄にさりげないこだわり感じさせます。

裏地にカラフルな刺繍なんて贅沢なのでハンガーにかけておく、脱いだ時に見えるそれだけで満足出来る仕様です。


その他に背中に刺繍やプリントをカスタムしていただけます。

自分だけのオンリーワンなM-65フィールドジャケットを是非お作り下さい。

続いてミリタリージャケットです。

こちらはブランドでもロングセラーのアイテムで本イベントでも何度か登場しています。

今回は通常のレギュラーフィットに加えて、ワイドフィットも選んでいただけます。

写真のようにデニム素材のワイドフィットはレギュラーフィットに比べてゆとりあるシルエットでリラックスした雰囲気で着用していただけます。

今回はブランドオリジナルのバックサテン素材とM-65にも使用しているデニムの2素材からお選びいただけます。

カスタムはM-65と同様の内容で楽しんでいただけます。


続いてウエスタンシャツです。

ブランドの顔となるこちらのアイテムは愛用者も多く、毎回多くのお客様からオーダーをいただいています。

生地は勿論、ポケット形状、ボタンの色、形までお選びいただける贅沢な内容に今回はスリーブレングスもカスタムしていただけます。

カウボーイのワークウエアだったウエスタンシャツは可動域を考えた袖の長い造り。

しかしタウンユースで考えたら長すぎるとのお声もイベントリピーターのお客様からいただいており、今回はそんな声をカスタム内容に反映しました。

贅沢すぎます...。

スリーブレングスは通常のレギュラーレングスとそこからマイナス4cmしたショートレングスから選んでいただけます。

また前回好評いただきましたチェック生地もご用意しています。

ブランドオリジナルで作成したブラウンとパープルのチェック生地はワーク感ある粗野な雰囲気に仕上がっています。


カスタム内容まだまだあります。

リアルペンキ、バンダナプリント、リペア、ネイティブプリントも新しいカスタム内容としてご用意しています。

また毎回好評のスタッズバリエーションもベアパウ、アメリカンフラッグ、バッファロー、馬蹄とニューデザインをカスタムしていただけます。

後藤氏自らLAに訪れ、<HTC>で使用しているスタッズマシーンを製造しているボストンのスタンダードリベット社にも足を運び購入。

そのスタッズマシーンを改造し、更にスタッズも加工。

スタンダードリベット社のスタッズは艶がとても強いため、薬品は使わず熱だけで加工を行い何年も使い込んだようなマットな表情に仕上げています。

現地のスタッズまで加工する後藤氏の拘りは惹かれるポイントです。



最後のアイテムはスウェットです。

イベントに久々の登場です。

ビームス プラスでは定番のアイテムだからこそ、いつもと違ったものを本イベントでオーダー出来る楽しみを味わっていただきたい。

そんな思いから今回はイベント限定でヴィンテージのスウェットをサンプリングしたリラックス感あるフィティングのクルーネックモデルをご用意しました。

生地は通常使用しているビームス プラス別注生地で、カラーをヘザーグレー、スミクロ、ブラウンからお選びいただけます。

そしてカスタムできるプリントバリエーションが8種類もございます。

カレッジプリントイメージの”サンフランシスコ、ウィングフッド、ナンバリング。

ミリタリーデザインをモチーフにステンシル風に表現したアンカーデザイン、RR(REMI RELIEF)。

サンダーバードデザインの50'sの看板デザイン、サファリ感あるアニマルデザイン等バリエーション豊富にご用意しています。

どれもこのイベント用にデザインをおこしていただきました。



バーっとご紹介してきましたが、カスタムバリエーションが多すぎてこのブログだけではお伝えできません!(笑)

是非お時間に余裕がある方は店頭にお越し下さい。

作る楽しさ、悩む楽しさを味わっていただけるイベントとなっています。

店舗に行けない方はビームスオフィシャルオンラインページから購入もしていただけますので、チェックしてみてください。

詳しいイベントスケジュール等詳細は下記のページに記載してあります。

https://www.beams.co.jp/news/2557/


ブログを最後までご覧いただきありがとうございました。

気になった方は是非開催店舗までお問合せ下さい。



サミュエル金子