素材と色とコーディネート組の楽しさを... ~dip ltd×BEAMS PLUS~

柳井 純一 2025.04.04

夜更かしの皆さま、こんばんは。

木曜日深夜担当のカリスマYANAIです。



BEAMS PLUSのコレクションも

また、他ブランドとのコラボレーションアイテムも

毎週の様にリリースが続いております。




以前まではビームス プラス 原宿とビームス プラス 丸の内のInstagramから告知をさせて頂いておりましたが、

今はBEAMS PLUSのオフィシャルアカウント(URL:https://www.instagram.com/beams_plus/)から情報を発信させて頂いております。

BEAMS PLUSのリリース情報に関していち早くご覧になりたい方は、是非上記URLのInstagramをご覧になって下さい。



さて、本日はこちらのコレクションをご紹介。



dip ltd

"detail in perfection"(≒完璧なディティール)を掲げ、デザイナー田口 成彦氏が手掛けるブランド。

様々なブランドのデザインをし、実はBEAMS PLUSとしてのブランド立ち上げにもアドバイザーとして関わって頂いた

いわば僕からするとレジェンドクラスの田口氏。

BEAMS PLUSのプロダクトから

今のdip ltdとしての取り組みまで

長らくお付き合いをさせて頂いているデザイナーズブランドです。




そんな長らく取り組みをしているdip ltd×BEAMS PLUSは

2年前の2023 Spring&Summerで”Re.Born”からガラッと雰囲気が一変。

ビームス メン 渋谷のショップマネージャーでもある中尾が商品企画に加わり、

デザイナー田口氏が手掛けるプロダクトを見直し、

他ブランドにはない唯一無二のディテールや製品染、それら全体の雰囲気を再考してリリースされた2023年の春夏コレクション。

dip ltdの前身ブランド”Dezert”時代のプロダクトアーカイブを見直し

フィッティングや生地使い、素材使い、そしてディテール・・・それらをアップデートされた企画。

そこからは毎シーズン、田口氏と中尾がタッグを組んでdip ltd×BEAMS PLUSのコレクションが製作されております。 






ビームス プラス 原宿のInstagramアカウントではLIVE配信をやったり

BEAMS PLUSのラジオ局『プラジオ』では中尾がゲスト出演し、今回のコレクション“Dark Collection”について話してもらったりと

本コレクションの商品説明やストーリを語ってもらっております。



トータルで7モデルを製品染を活かし、グレー、ブラック、コヨーテの3色で構成。

まずはこのブログの前に、Instagram LIVEやプラジオをご視聴頂けると幸いです。



自分からはコーディネートを軸にご紹介。



まずは相方スイーツ佐久間がブラックのベスト、3ボタンスタイルのジャケット、ライナーこなしのリバーシブルカーディガン、ベレー帽の4ピースセット。

プラジオ』で中尾が語るブラックは『BEAMS PLUS』にとって差し色として組み込んだ色。



世の中的にはブラックの衣服は当たり前にあるものの、BEAMS PLUSのラインナップでは殆ど作られないブラック。

そんなBEAMS PLUSのラインナップに"色(黒)を差す"という意味で“Dark Collection”



トップスには3ピースを重ね、ライナー、ジャケット、ベストのレイヤードスタイル。

BEAMS PLUSのネイビー×ホワイトのボーダーTシャツを挟み、重ね着に軽快さを与え

パンツにはBEAMS PLUS Utility Trousersのブラックで色合わせ。





ベストはオーバーベストとして着用。

サイドの編み上げによるサイズアジャスタブルが可能であり、

収能力があるポケットワークがポーチとして機能。

イン・アウト、どちらの着こなしにも使えるベストは

dip ltd×BEAMS PLUSには欠かせられないアイテム。



3ボタンスタイルのジャケットはラペルを付けつつ、スナップボタンやジップで”良い”違和感を感じさせるデザイン。

ラペルジャケット(スポーツコート)の様に着こなせ、

ボタンの留め方や襟の使い方次第ではナイロンのシェルアウター的な使い方もできる!?アイテム。





ライナーにはメッシュ&ナイロンリップストップの2トーンが効いたライナージャケット。

ボタンではなく、ジップアップスタイルのカーディガンというのも、新鮮な”良い”違和感を感じてくれるはず。

反面はソリッドのよりシンプルなスタイルに様変わり。



3ピースかと思いきや今回からヘッドギアが登場。

ハトメ付きであり、アジャスターでサイズ調整が可能なベレー帽タイプ。

中尾が愛してやまないベレー帽を、今回のコレクションで製作したとの事。

ミリタリー由来の形であり、昨今では少し新鮮!?な形。

何よりも製品染のナイロン生地を使ったベレー帽・・・恐らく他では絶対にないモデルでしょう。




4ピーススタイルでカラートーンをマッチングさせたスタイリング。

中尾が提案の様に普段のコーディネートに”差し色”としてブラックを着てみるのも

佐久間の様にカラートーンを合わせて着て頂くのも

お勧めのブラック。




因みに・・・着る順番を変えてみると・・・





ライナーの上にカーディガンを羽織ったノーカラーベスト&ライナージャケットのレイヤードスタイル、その上から羽織るラペルジャケット。

こういった3ピースの順番を変えても面白い見え方に。

同じトーンでアイテムを揃えれば、単品使いはもちろんながら重ね着のアレンジも試してみてください。





続いては3月半ばにビームス プラス 原宿へ異動してきたSTAFF ARIMOTOから。



“Dark Collection”の中では最も淡いトーンのシルバーをチョイス。

ラペルジャケット、ショートスリーブシャツを使い

BEAMS PLUSのMIL Athletic Pantsに同素材の5panel Long Bill Cap、スウェットフーディーでミリタリーアスレチックスタイルに。

BEAMS PLUSから登場した光沢感あるNylon Ripstopの生地感と

dip ltd×BEAMS PLUSの製品染のムラ感あるシルバーの相性は抜群。





ラペルジャケットをトップまでボタンを閉めたミリタリーブルゾン的な着こなしに。

脱いだ際は腰巻きにし、ラフな使い方をコーディネートとして見せるのも良し。

ラペルジャケットとは言いつつも、着方やアイテムの組み合わせ次第では色々な解釈で着用が楽しめます。







インナーにはナイロンのショートスリーブシャツを。

裏はメッシュ張りされ、裾のドローコードやサイドポケット等、

半袖アウター的な見え方も”良い”違和感が。

中尾からも『ショートスリーブではあるものの、着方はアウター的なこなしがおすすめ』との事。

分かりやすいレイヤードが楽しめ、まさにファッション性が高いアイテム。



個人的にもシルバーはARIMOTOの様にアスレチックごなしがおすすめ。

スウェットシャツやナイロン系のアイテムでスポーティーなスタイリングがとても組みやすいです。





自分はコヨーテをチョイスし、ベスト、カーゴパンツ、ベレー帽を用いてスタイリング。



合繊のナイロン素材に対し、綿麻のニットやブロックプリント、モカシンシューズといった素材や柄がクラシックなムードのアイテムを合わせてスタイリング。



実は・・・

2025 Spring&Summer BEAMS PLUSのLookで見られるミリタリーアイテムを用いた新鮮なスタイリング・・・





今までとは違ったコーディネートの組み合わせがとても新鮮で、

ミリタリーアイテムを用いたサファリルック、トラベル、リゾート・・・

そんなスタイルをイメージし、dip×BEAMS PLUSのコレクションを着用。


 




特にコヨーテが一番製品染によるムラ感ある表情が強く、

ニットやブロックプリントといった表情ある天然素材のウェアとも相性抜群。

あまり今まで意識してなかった組み合わせを

BEAMS PLUSのLookからヒントをもらい・・・

今シーズンらしく!?合わせたスタイリングです。




あくまでもミリタリー由来のデザインではあるものの、

それに引っ張られ過ぎず、

ベストをハンティングベストに見立てたり

コヨーテのカーゴパンツを、アウトドアスポーツ的なフィールドパンツとして見立てたり、

サファリルックのこなしでまとめていくのもコーディネートの面白さ。




一見、ナイロン生地×製品染めのアイテムを目にすると

スポーティーな印象が強く持たれてしまうかと思いますが

実際にはBEAMS PLUSの掲げるワーク、スポーツ、ミリタリー、アメリカントラディショナル・・・

それらのカテゴリーアイテムと合わせられる汎用性も大。




コーディネートの幅を探りたい方は・・・

ビームス メン 渋谷の中尾や取り扱い店舗スタッフにご相談ください。




最後に・・・

リフレクターでは無いですが、

店内でフラッシュをたいて撮影してみると。






リフレクターではないものの、

製品染めのせいなのか

ナイロン素材本来の光沢感なのか

とても良い表情に。

百聞は一着に如かず、

是非、皆さまもdip ltd×BEAMS PLUSのウェアを使い、

スタイリングに”良い”違和感をお楽しみくださいませ。




カリスマYANAI