2021年のビームス プラス 原宿と有楽町はこんな感じでスタートです。

Masao Mimoto 2021.02.21

こんにちは、Mimotoです。

まいど毎度のご案内、ビームス 辻堂とオンラインショップで開催中の〈MOTO〉のオーダー会も本日で最終日です。ご来店いただきました皆さま、オーダーいただいた皆さま、そして今回タイミングや都合が合わなかったという皆さまも本当にありがとうございました!!また、皆様に喜んでいただける様なイベントを〈BEAMS PLUS〉チームで開催出来ればと思います。

さて話は変わり。つい先日、社内的な衣替えのタイミングを迎えました。洋服屋さんでよく聞く『立ち上がり』と言うフレーズでもお馴染みでしょうか?!前のブログでもご紹介させて頂きましたが、〈BEAMS PLUS〉もオンラインショップにて2021春夏シーズンのLOOKを公開しています。いよいよ店頭でも少しずつ春夏アイテムを取り入れたスタッフが店頭で皆さまをお待ちしています。

そして今週もこちらのブログでは、その衣替えしたウィンドウディスプレイの変更作業の様子をマイペースに綴って行きたいと思います。



今回、その『立ち上がり』を表現していくブランドが〈BEAMS PLUS〉ですね。

画像のアイテムは、ディレクターMZOと〈BEAMS PLUS〉のプロダクトチームが国内を駆け巡り、生地から作り上げた〈BEAMS PLUS〉ファブリックを使用したコートです。綺麗な配色のチェックに、ややスモーキーなトーンが加わったマドラスチェック。アメリカ1960年台のトレンドを彷彿とさせてくれる様なムードもあれば、現代でも違和感のないムードを味わうことが出来る感じでしょうか。。

〈BEAMS PLUS〉ではこのファブリックをHi-Tec MADRAS(ハイテク マドラス)と呼んでいます。

どこがハイテクなのか?

タテ糸に特殊な天然調のタスラン糸、ヨコ糸にはソロテックス(R)のストレッチを使用し、先染の大柄チェックを製作しました。タスランのドライタッチな風合いソロテックス(R)のストレッチが特徴です。(※オンラインショップのテキストより抜粋)

マドラスチェックといえば、本来インドのチェンナイ地方に代表される地場で生産される手織りの生地。天然染料を用いて先染の様々な柄、色ムラ、手織りゆえの糸節や糸通し違い。総じて風合いですね。そしてチェンナイを含む南インド地方は年間通して暑い気候の為、その手織りの生地は柔らかく、軽い。そして何より風を通してくれるとても心地いい生地になります。

今回〈BEAMS PLUS〉はそのマドラスチェック本来の雰囲気を目指しながらも、風合い、着心地、イージーケア、耐久性などのアップデートを試みたファブリックがHi-Tec MADRAS。

Hi-Tec MADRASを使用したアイテムは、コート・スポーツコート・トラウザースの3型でご用意があります。今は、まだまだ春の陽気を感じるには気が早い?!ということもあり、ウィンドウディスプレイではHi-Tec MADRASのコートにフォーカスを当てて演出していく事にしました。



画像に見えているシートは、Hi-Tec MADRASのチェックパターンを大きく拡大転写したタペストリーに見立てた物ですね。実際のHi-Tec MADRASもとても綺麗は色柄出しなんですが、せっかくだからアピールしたいなと(笑)







いつも通り、とてもとても狭いウィンドウ内に大柄な男が2人。。(笑)

ロール状にしたチェックのシートの飾る位置を確認してきます。この画像だけ見るともはや施工業者の方?!とも見える感じのユニフォームです。場所を決め込んだらフックを取り付けています。392は狭い中で帽子を脱ぐと、まるで球児の様な?!、そして自分はというとイナバウアーをしてるだのお互いに言われながらの作業。。狭いウィンドウの中での作業は、地味で大変なんですよ(汗)とはいえ今回は少人数での作業、テキパキ作業を進めていきます!




そして次は、植栽をウィンドウディスプレイの中に設置していきます。自分も初めて知ったのですが、ビームス プラス 原宿のディスプレイ中に植栽を飾るのはどうやら初めてとの事。このブログをご覧の方ならご存知かも?!これビームス プラス 有楽町の店内にある植栽と同じなんですよ。この植栽と鉢が重過ぎて腰に違和感を感じた自分は、藤井にバトンタッチして植栽を持ち上げてもらいました。。そしてウィンドウ内の飾り付けは進んでいきます。











全体バランスの確認、チェックの見え方、植栽の位置、トルソーの角度、ウェアの細かい飾り付けなどなど。。シュミレーションの段階から何度も392とバランスをチェック。見え方がよくなければ何度もやり直しを繰り返していく地道な作業。カメラマンの藤井にもいろんな角度からチェックしてもらい、いい見え方のバランスになるまで妥協はしない時間帯。ブログで読むとあっという間に感じちゃうんですけどね(苦笑)それでも何度もやり直した結果。。最後の確認しているとNICK丹羽も確認してくれて、この表情。

作業の過程を見てないからこそのNICK丹羽の『すごい!、良いねぇ〜〜!』には、392も自分も思わず心の中でガッツポーズです。

そして作業は最終行程のカッティングシートを貼る作業に進んでいきます。植栽と同様に、どうやら今回のカッティングシートの貼り方も初めて?!のやり方だったそう。それはというと、こんな感じで。。いつもは真ん中に貼っているのになんか違う?!


と言うところで、続きは来週に。来週は完成までと、今週ほったらかしになってしまいましたビームス プラス 有楽町の模様を綴っていきたいと思います。





Mimoto