
山田兄弟のAll Night BEAMS PLUS”
兄弟、隔週でお届け。
こんばんは。(兄)広志です。
さて、いつものご報告です。前回の報告から間も無く、DFの要だった畠中までいなくなるとは。さらに、契約合意していた選手までと、相次いで選手の移籍が止まらない状況に、精神状態が不安定…一向に補強の情報が入ってこないですが、日付変わって、今日の15時には、新体制発表。来シーズンに向けてのワクワクと同時に、ディフェンス力が改善される事を期待したいと思います。
では、今週は、日付変わって本日リリースのこちらを。
WAREHOUSE & CO. 別注 1924USAチームSWT
カラー:HEATHER GRAY
サイズ:38,40,42,44
価格:¥26,400-(税込)
商品番号:38-13-0227-386
胸にここぞとばかりに主張する。
まだプリント技術がバリエーション豊富に整っていなかった時代、フェルトワッペンを縫い付け、所属や名前等の記しとして使われていた。
そのフェルトを見ると何だか違和感も。昨年の2024年は、パリオリンピックイヤー。そのちょうど100年前の1924年も何とパリ開催のオリンピック。4年後のアムステルダムからアメリカ代表のチームデザインは、五輪が描かれ始まるようだ。
星のデザインが1924年当時のアメリカオリンピックチーム。当時の13州を表した星のデザインは、プリント技術が伴わない上、フェルトを星型にカットするのも一苦労だったと推測される。
だったら、遠目に見ると星に見えなくもないだろうと、この十字にカットされたデザインが生まれたのではと。合理的なアメリカらしさを感じる。ニクイ事に、我がレーベルを象徴するプラスマークと、掛け合わせる事も出来、偶然が必然のように感じてしまう。
さらにそのフェルトの立体感は、迫力を強めてくれる。現代のフェルト素材だと簡単では無い様子。ブランドのコンセプトから、ボディ本体の経年に対して、そのフェルトの経年にまで拘りを持つ。洗って着るを繰り返していく上での、毛羽立ちや色の変化は、ボディ同様の変化を求める為に、作製したウールを染めている。手断ちしているのも面白い。歪みがあり、それが何処となく温もりのあるムード。
洗い込んだ後の縮みも、デザインとして表れる。それも、魅力の一つでしょう。
ご参考までにワンウォッシュした表情を。
アップリケされたVガゼットのスエットは、以前より扱っている、所謂両Vモデル。古くはウール素材からコットンへの移り変わりの始め。保温性の面で不安視されていた当時の風潮を、起毛させると言う事と、裏糸にウール糸を使う事で、アップデートさせ、アスレチックウェアとしてのスタートとなった事であろう時代感。
こちらは、コットンフリースドライニングをベースに。
特徴的なディテールは、前後差の無いネック。そのえらく尖ったようなつくりは、首が通る心配よりも、着用を繰り返す事による、首回りの伸びを軽減させる。ボートネックのように広がっていくと想像し易いかも。耐久性も求められた当時のディテールが色濃く残っているポイントの一つでしょう。
ボディに対して垂直に付けられた袖付けも、当時のムードを醸し出している。肩回りの運動量は向上し、アスレチックウェアとしての機能は十分。
身頃に縫製も無く、丸胴仕様。ビンテージらしい捻れもまたご愛嬌と言う事で。
裾、袖のリブも丸編みで継ぎ目なしの一体感。
とまぁ、20年代から30年代にかけてのモデルを扱っていた事も、この”1924モデル”がぴったりとハマった要因。
とくれば、言う事無し。2025年に入りましたが、24年度のリリース。勝手にこちらの解釈でBEAMS PLUS の25周年度のリリースとさせていただきます。
是非お試しくださると嬉しいです。
あっ、洗い後の縮みには注意が必要です。
勿論MR.BEAMS PLUSは健在。これで貴方もオリンピックチームの一員。
YAMA