こんにちは。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

月曜日を担当しますサミュエル金子です。
『All Night BEAMS PLUS』がスタートして1週間が経ちました。
土曜日には『BEAMS PLUS ロードショー』も始まってます。
楽しんでいただけてますか?
退屈しのぎでも構いません(笑)。
今週もレギュラーメンバーから新作アイテムや洋服の楽しみ方をお伝えさせていただきます。
今週はレミレリーフをご紹介させていただきます。
レミレリーフといえば、ウエスタンシャツをイメージする方も多いのでは?
その名残を残し、今回はジャケットとしてもコーディネート出来るアイテムを別注企画しました。
ヨークのデザイン、ソートゥース型のポケットフラップ、スナップボタンのディティールでウエスタンな匂いがするこちらのジャケット。
無骨な雰囲気ながらも、レミレリーフらしいスタイリッシュさも感じられます。
そんなジャケットを私はアメリカンなワークスタイルでコーディネートしました。

REMI RELIEF × BEAMS PLUS ウエスタンジャケット
カラー:Denim BLUE
サイズ:S、M、L、XL
価格:¥22,800+税
商品番号:11-18-5477-671
生地は定番のウエスタンシャツと同じ、レミレリーフ オリジナルファブリックの8ozデニム。
シャツ感覚でも着用できる素材感が魅力です。
この生地が購買意欲をそそります…
ジンバブエ最高品質オーガニックコットンを用い、
ヨコ糸に茶綿を使用しヴィンテージさながらの表情、
インディゴ染めもロープ染色で行っているので中白のある自然な色落ち、
そして締めには、ブランドの代名詞である『エイジング加工』。
まさに羽織るだけで様になります。



デニムのほかに、軽快なシャンブレー、独特な光沢感で品があるブラックサテンをラインナップしています。


REMI RELIEF × BEAMS PLUS ウエスタンジャケット
カラー:Chambray Used 、Satin Used Black
サイズ:S、M、L、XL
価格:¥22,800+税
商品番号:11-18-5533-671
インナーで着用しているレミレリーフのTシャツ。
これまた、ビームス プラスではお馴染みの別注アイテム。お持ちの方も多いのでは?
なんと、今シーズンからフィッティングの微調整を行いました。
新旧のモデルで着比べてみます。
ご覧ください。


↑旧モデル

↑新モデル
REMI RELIEF × BEAMS PLUS ポケットTシャツ
カラー:ホワイト、ネイビー、スミクロ、ブルー、オリーブ
サイズ:S、M、L、XL
価格:¥5,500+税
商品番号:11-04-0987-671
写真でもお分りいただけますか?
肩幅・袖幅・身幅を少しだけ、大きくしました。よりクラシックな雰囲気へと、着用感のアップデートを施しました。
こちらもまたこの生地が購買意欲をそそります…
柔らかすぎず、適度なハリコシの両方を兼ね備えたリサイクルスラブコットンを使用しています。
厚すぎず、薄すぎず、一枚で着てもらっても、透けないギリギリの厚さ。
不均一な糸を使用し、横段のように見える、味のある表情が魅力のレミレリーフ オリジナルファブリックです。
もちろん、締めにはブランドの代名詞である『エイジング加工』。
まさに首を通すだけで様になります。
ということで。
今週はレミレリーフ後藤氏の生の声をお届けできればと思い、ゲスト出演していただきました。
気になる『エイジング加工』についてお話を伺ってみます。

金子 「『エイジング加工』が始まった歴史、エピソードなどご存知ですか?」
後藤氏「日本でのデニムの歴史としては、第二次世界大戦後のアメリカ軍基地からの放出品のジーンズが広がる始まりだと言われています。ただその放出品は古着なので当然着古され、風合いも柔らかく肌馴染みも良く色合いも淡いブルーでした。当時は戦後で外貨不足の日本は貿易を制限していたため、ほとんどの日本人は新品のジーンズを見たことがなくジーンズとは古着のイメージがらソフトで履きやすいという認識だったようです。時が経ち貿易規制も緩み新品のジーンズの輸入が始まると、糊材がついて硬い、インディゴが手につく、ものすごく縮む、など。それまでのジーンズのイメージとは真逆で、消費者に衝撃が走ったと言われています。当時のアメリカ人にとっては当たり前のことですが、繊細な日本人は特にゴワゴワした肌触りを嫌がったようです。消費者の声に押されて日本のジーンズ市場では『洗う』ということの研究が始まったと言われていますね。最初に『洗う』という加工をしたのはEDWIN®さんだと言われていますね。着心地の改善から『洗う』ということが始まり、その後ジーンズの付加価値を高めるための『特殊加工』という産業に発展していき今日まで続いていると思います。」
金子 「日本人とジーンズの出会いは、アメリカ人が履いていたお洒落な日常着。そのイメージを追求し続けた日本の加工技術は、今や世界が羨む存在へと進化したというわけですね。レミレリーフとの別注企画では、加工技術に魅力を感じ、過去様々なアイテムをリリースさせていただきました。ブランド当初から加工に着目した物づくりをされていたのですか?」
後藤氏「そうですね。何を強みにしたブランドを作ろうか?と考えた時に、生地は分解され、糸も解されてしまえば、何を使っているか?分かるんです。革新的なデザインを考えても簡単に真似されてしまう。それに比べると加工は何を入れているか?どのくらいの温度でやっているか?全て同じ速度で釜を回しているのか?はたまた、釜を使っているのか?プリントも同様ですが、商品を見て手に取って見ても分析出来ない上に、商品の面を変える事も出来る。視覚的にもブランドのイメージを作りやすいと思いました。他社の工場に加工を依頼していると、データは流出してしまうのですが、自社工場を持つことで独自に開発したデータが外に出ることはなく、唯一無二なアイテムを作ることが出来ると思い、加工を中心としたブランドを目指した訳です。」

↑レミレリーフの加工に適したサイズで特注した加工釜。釜の密閉度、温度、回転数をコンピュータで管理できるように改造したそうです。
金子 「なるほど!料理人みたいですね。レミレリーフの加工レシピは門外不出(笑)。加工への拘りがより伝わってきました。私は『エイジング加工』の魅力は着用したときのこなれた雰囲気だと思っています。古着だと自分に合うサイズって滅多に見つかるものじゃない。特に欲しいものに限って(笑)。後藤さんはどう思いますか?」」
後藤氏「まさにそうですね。購入して着た瞬間から、長年着たおしたような体に馴染む着心地の良さと今の感覚に合うサイズ感というところですね。古着と違うのは、こうだったらいいのに!と思うところがちゃんとそうなって売っているというところだと思います。僕もまだ若くて古着ばかり買っていた頃は、自分で気に入らないところは直して着てましたからね(笑)。」
金子 「レミレリーフだけの『エイジング加工』のストロングポイント教えて下さい!また以前の取材で『加工ってはやっぱり経験なんです』とおっしゃられていましたが、ブランド当初と現在で加工方法は変わりましたか?失敗経験談も是非聞きたいです(笑)!」
後藤氏「一言で加工と言っても様々な種類があるのですが、全体でいうと経験して変わってきた事は、よりナチュラルな加工法に移行しているという点でしょうね。もともとナチュラル志向ですが、それでも最初の頃は多少塩素等の薬品も使用していたものが、今は完全に自然にあるもの、[水素]と[酸素]と[石]しか使わなくなりました。水素を製品に付着させて温度を上げて製品のアミノ酸に水素を酸化結合させる、それが自然の分解(加水分解)を促進して色が落ちる、という様に、まさにヴィンテージと呼ばれる古着が30~40年掛けて退色していった工程と同じ事を12時間〜時には2日掛けて再現するというようになりましたね。自然に色落ちているものが本当は一番かっこいいじゃないですか?だから今も常にもっとナチュラルな方法は無いか?の模索をしています。もちろん昔は失敗も多いですよ(笑)。加水分解し過ぎて釜を開けたら何もなかった。跡形もなく溶けて消えた。という事もあります。それでも自社工場を持って14年経つので今は、頭の中でこうしたら、こういう加工の出来上がりになるかな?というシュミレーションが外れなくなってきていると思います。」

↑後藤氏「今回のジャケット、Tシャツ共にこの釜で加工しています。」

↑後藤氏「細かい部分は全て職人の手で加工を行なっています。」
金子 「レミレリーフの加工はワザとらしくない、本当に長年着たかのような自然な感じです。それは加工にかける時間が物語っているということですね。あと毎回別注のお願いをするときに加工の話になりますが、後藤さんから出来ないと言われたことはないですね(笑)。常に答えが返ってくるのはそんな失敗も経験し今があるからですね(笑)。最後になりますが、今回別注のウエスタンジャケットと長年ビームス プラスでラインナップしているポケットTシャツ。こだわりの『エイジング加工』を教えてく下さい。」
後藤氏「ウエスタンジャケットはブルーデニム、シャンブレー、ブラックサテンとありますが、どれも酸化はあまりさせないで色を落としています。カリフォルニアでヴィンテージとか意識せず、毎日洗濯機で回して乾燥させるデイリーウェアをイメージしています。着心地の良いところで敢えて加工を止めています。ここから先は購入してくれたお客様に仕上げて頂きたいと思います。デニムというのは着る人によって同じものが全然違う、その人だけのアイテムになるものだと思っています。ポケTもそうです。もっとガンガン退色させる事は出来ますが、昔ながらの直接染料で染め、カチカチの度詰めの生地を心地よい着心地まで加工し止めています。こちらもお客様が愛用して頂く事で色が退色し、その人だけの味わい深いTシャツに育っていくと思います。レミレリーフの服はお客様が育てるという部分が残された服です。その楽しみを是非味わってほしいなと思います。」
金子「加工に着目し過ぎて染料まで拘っていることを書くのを忘れていました(笑)。レミレリーフのTシャツを着てバイクに乗っている人を街で見かけた時、綺麗に焼けた感じの色味がとてもカッコよかったことを覚えています。それがレミレリーフの服の楽しみであり、本当の良さですね。今回はご出演ありがとうございました。」
ブログを最後までご覧いただきありがとうございました。
レミレリーフの加工とは、お客様が愛用してようやく完成、というこだわりの加工技術。
これこそ、まさに飽くなき探究心が生んだ、最高のレシピ。
気になった方は是非オンラインショップをチェックしてみて下さい。
明日のみたに いくおの『All Night BEAMS PLUS』も乞うご期待
サミュエル金子