
深夜1時。
“山田兄弟のAll Night BEAMS PLUS”
兄弟、隔週でお届け。
こんばんは。
山田(兄)です。
今週ご紹介したいのはこちら。
私たちBEAMS PLUS には欠かせない足下。アメリカメイン州から届きました。今尚、ハンドソーン(手縫い)に拘り、MADE IN USAのロマンを届けているファクトリー、RANCOURT&Co.のラインナップから別注品の登場です。
ここんちは、BEAMS PLUS フリークの方々には今更だと思いますが、何と言ってもトゥルーモックステッチ。
甲部分と、それを囲むヴァンプの革を合わせ、職人が目分量で縫っていくという高い技術を要するもの。その美しきモカ縫いを可能にする工場だからこそ、BEAMS PLUSが発注し続けている理由の一つになっています。
そんな工場も、アメリカでのモノ作りが暗礁に乗り上げた時代もありましたが、私たちの熱意あるコンスタントなオーダーが、アメリカ製の維持に少しでも貢献出来ていると自信を持ってお伝えさせていただきます。
話が逸れましたが、モカシンの魅力。トゥルーモックステッチは機械と違い、一縫いごとにロックをかけており、1ヶ所切れてもほつれ辛くなっています。1足につき1時間以上は費やす丁寧な仕事も、美しきモカ縫いと言われる所以。
それ以外にも魅力と言えば、如何にもアメリカ靴らしいところでしょうか。モカシンシューズはアメリカ先住民に由来を持つ歴史的な背景を感じるところ。なので、私たちのstyleには、必ずと言っていい程、馴染む、相性抜群なのも必然なのかもしれません。
マッケイ製法で底付けされた靴なので、多少なりとも長時間の履き心地に不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心を。こちらをご覧ください。
若干丸みある舟底のようなソールは、通称 ”キャンプモックソール” 。これは、今RANCOURT&Co.が、クッション性と軽さ、アッパーとのデザインマッチング、コストとのバランスが良く、最も自信を持ってオススメ出来るソールとして提案しているソールの一つになっています。過去、色々なモデルを扱っていましたが、やはり履き心地の面は快適な印象があります。マッケイの馴染みやすい利点と、足に直接負担がのしかかる地面の返り感は少なく、快適さは増しています。アップデートに挑戦する企業姿勢にも、BEAMS PLUS に於いては共感する部分があり、扱い続けている理由にもなっています。
フォルムを見てみましょう。
見た目のデザインには、以前程の華奢な印象は無く、厚みあるボリュームが良い意味、 ”お父さん” 感のある見た目。笑
重厚感のあるスタイリングにも取り入れ易くなったのも、ポイントの一つです。
さて、今回モデルは、スエードで手掛けた別注。
アメリカ、名タンナーであるホーウィン社の ”ORION” という肉厚スエードは、銀面付き。アンラインドで仕上げた仕様は、足馴染みも良く、履き心地の良さが想像出来る。
私はこちらを購入しました。
RANCOURT&Co.別注キャンプモカシン
カラー:Khaki
サイズ:6,6.5,7,7.5,8,8.5,9,9.5,10,10.5
価格:¥38,000+税
商品番号:11-32-0700-336
このスポンっと履けるデザインも、怠け者の私にはぴったりな一足。
個人的には、こちらのスタイルが、私を表現するにはちょうどいいのかもしれません。
ペニーローファーでアイビーなスタイルもいいのだろうけど、直球なスタイリングは何だか恥ずかしい。そんな思いがあるのかもしれません。
勿論こちらのスタイルもオススメ。
RANCOURT&Co.別注レンジャーモカシン
カラー:Khaki
サイズ:6,6.5,7,7.5,8,8.5,9,9.5,10,10.5
価格:¥38,000+税
商品番号:11-32-0701-336
何と言っても、アウトドアフィールドを連想させる、また、汎用性のあるスタイリングが出来る事が魅力的。
”Classic Ranger Moc” のモデル名にもグッときます。ビームス プラス 原宿のスタッフ着用率は一番高いモデルかもしれません。
実はインラインも少量仕入れしています。

RANCOURT&Co.ブースベイローファー
カラー:Beige
サイズ:6,6.5,7,7.5,8,8.5,9,9.5,10,10.5
価格:¥38,000+税
商品番号:11-32-0699-336
こちらは、レザーソール。
メイン州のリゾート名が冠された
”Boothbay Loafer” と名付けられたモデルは、軽快ながら、上品な仕上がりが特徴。バターカップと呼ばれる黄色味の強い色もまた良い。ライニングありの仕様が、しっかりとした表情を保ち、上品な見え掛かりになっているんだろう。BEAMS PLUS が提案するスポーツコートスタイルにも相性は良さそうです。
まだまだご紹介したい過去の名品もございますがお時間になりましたのでこのあたりで。
最後に一言。
やっぱり ”MADE IN USA “ は魅力的。
まだまだ、通常営業とまではいかず申し訳ありません。
是非とも、オンラインショップも楽しんでいただきながらご参考にいただければ幸いです。
YAMA