悪ぶりたい。

深夜1時。


“山田兄弟のAll Night BEAMS PLUS”


兄弟、隔週でお届け。


こんばんは。

山田(兄)です。

一気に春めいてきましたね。今年の春はどんな楽しみ方をしようかと日々、ワードローブと向かい合いながら春物を模索しています。欲しい理由を捻り出しつつ、じっくりあーだこーだと言いながら…

最近、至極好みなブルゾンが入荷しました。



BEAMS PLUS レーヨンジャカート フロントジップ
カラー:グレー、ブラウン
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥34,000+税
商品番号:11-18-5723-139

レーヨン素材で独特なドレープ、ジャカートで織られた柄は同色の糸。この時代にイージーに洗えないと言うデメリットを、軽くカバー出来る存在感。アメリカを感じずにはいられないフロント二つポケット、袖口のイッテコイとカフスデザイン、野暮ったさのあるブルゾンは見た瞬間、食指が動きました。やっぱりこの手のショートブルゾンに惹かれてしまう。ゴージャスなカジュアルウェアと言うよりは日常着としてのアイテムには目が無く、大衆衣料の匂いがするところがいい。ワークウェアを日常で着るそれを、想像しながら、如何にいいとこ育ちかのようにコーディネートするか、が私のスタイリングポイントなのかと思っている。

このジップブルゾンは、まさにアメリカ黄金時代を代表するブルゾンの一つ。アメリカが産んだ数ある合理的なデザインは当時のメーカーの競争意識、工夫が見て取れるのは前回も書いたかと思う。BEAMS PLUS  のモノ作りはそこに現代の工夫を付け加える。それはサイズ感なのか、生地なのか、ディテールなのか。当時は必要とされていたディテールは実は、今の時代にはそぐわないモノだったり…何て事もしばしば。単なるリバイバルとはいかない、拘りなるモノを感じていただければ幸いです。

今回特筆すべくは、上記したように同色のジャカートに加え、何とボディカラーに対して柄は二種の拘り。



主張し過ぎない柄使いはオトナ感も演出。レーヨン独特の生地の落ち感はビンテージ感溢れる風合いで、BEAMS PLUS ファブリックの唯一無二。





さらに、小襟にアレンジした襟型はBEAMS PLUS のウェアとの相性を考えたバランス。サイドの脇に沿ったポケットは、アウターとしての機能を持たせつつ、シャツのような見え方にも気を遣いながら配置。内側は、そのポケットに干渉しないよう別ポケット。フラップポケットははためかない様スナップボタンで、現代的な街着としてアップデート。

 “こなし” はと言うと…



当時のムードを感じさせる太幅ピッチのストライプで悪ぶりたい雰囲気を出すのも良し、ニットポロでキチンと感を出しつつ、ミリタリーパンツに軽快なスニーカーで現代的な日常着として楽しむのも良し。

汎用性は言わずもがな。

BEAMS PLUS の現代的日常着を是非お試しください。

YAMA