
深夜1時。
“山田兄弟のAll Night BEAMS PLUS”
兄弟、隔週でお届け。
こんばんは。山田(兄)です。
先週のプラジオ、お聴きいただきましたでしょうか。急遽ゲストでお呼ばれしまして、渋々参加しながら(実は嬉しい)あれやこれやと話している内に時間切れとなってしまいました。しつこいと声が聞こえてきそうなんですが、こちらでもと。しばしお付き合いいただければ幸いです。
実は兄弟で、ビンテージスエット好き。まさし(弟)は特に、前職時代の英才教育を受け、育ってるので私より拘りの強きマニアック。当時から古着屋巡れば、店主からは『それ弟も見てたで』とかはよく聞いた声、ルートも一緒。やれ、2トーン、後付け、ダブルフェイスなどなど、買い漁っていたのが懐かしい…
そんなまさし(弟)も今回は納得の1枚となるんじゃないでしょうか。

WAREHOUSE別注フーデッドスエット
カラー:OFF WHITE,HEATHER GREY,NAVY
サイズ:38,40,42,44
価格:¥18,700(税込)
商品番号:38-13-0052-386
BEAMS PLUS 通の皆様には馴染みの逸品でしょう。秋冬の毎シーズン、レギュラー入りのMR.はいつの時代も必要不可。”エアフォースブルー”、”マリンコープオリーブ”、に続く、今回勝手に命名したのは
”アスレチックホワイト”
そもそもスエットだからアスレチックやんとご指摘ありそうですが、こちらでいかせてください。
さて、こちらの生地。なんと色出ししていただいたBEAMA PLUS 用のファブリック。この、オートミールともサンドとも言えない”ホワイト”は、必ずや ”こなし” のアクセントになると思いたい。色褪せたデニムや変進開花したミリタリーオリーブのパンツ、はたまた、ベーシックなチノトラウザースといった相棒にぴったり。且つ、冬のホワイトとしては活躍間違いないかと。型として落とし込んでいるのは、プルオーバーのパーカー。

60年代あたりの、化繊が混紡されるかされないかの時代、当時の学生達が、キャンパス内で普段着に着るようになったのもこのあたりか。何て事のないクセの無さもモデルを参考にした理由となるでしょう。身幅は丸胴の仕様。

それに合わせたリブも縫製部はボディとの繋ぎ目のみと非常に一体感を感じられる作りとなっています。

前に大きく付いたポケットは地の目を横に取り、ボディと逆にする事で、洗いこんでいくと縮みの具合で浮き上がるので、手を入れ易くなります。フードはインナーに着た時もしっかり存在感を発揮してくれるダブルの仕様にしています。
変わってもう一型あるのは言わずもがな。

WAREHOUSE 別注両Vスエット
カラー:HEATHER GREY,NAVY
サイズ:38,40,42,44
価格:¥14,850(税込)
商品番号:38-13-0051-386
両Vの仕様で、前後差のない、タグがなければ前後ろどちらでも着られる、まさにクラシックを代表するアスレチックウェア。ですが、ホワイトのご用意は致しておりませんのであしからず。定番の杢グレーに、新色として加わったのはナスコンネイビーとでも言いましょう(生地は別注ではありません)。

ボディに対して垂直の袖付けで、自然と肩が落ちるようなパターンは現代のファッションシーンにも溶け込むのではないでしょうか。

袖口のリブも勿論リブ部分は縫製がなく、フィット感のある手首まわり。
紫が褪せたようなネイビーは、これから楽しませてくれそうです。実はこの30年代当時、ファブリックとしてはウールからコットンへと移り変わり期。当時はその保温性の観点から、起毛がかけられ、各メーカーの工夫から産まれた仕様。その仕様は、カタログでは”コットン・フリース・ラインド”と謳われていたようです。そんな丸胴のまま起毛がかけられたファブリックは、フカフカな仕上がりは、一度着ていただければやみつきになる事間違いなしです。

そんなこんなで、MR.BEAMS PLUSと後付けされたタグは、古いアスレチックウェアによく見られる個人の持ち主の名前を縫い付ける仕様。その名前に相応しいMR.に末永く愛用いただければ嬉しいです。是非、その着心地をお試しいただければと思います。
YAMA