
山田兄弟のAll Night BEAMS PLUS”
兄弟、隔週でお届け。
こんばんは。(兄)広志です。
今週は急遽、正志(弟)の代打。2週続きでのご紹介にお付き合いくださいませ。
いつもの報告は、まだ開幕前と言う事で割愛します。
では、今週はこちら。


LT.INDIGO

D.INDIGO
ここ数シーズンにかけて姿、表情を変え、定番化レギュラー入りしているモデル。
襟の無い、ワークジャケット型。50年代〜60年代あたりのビンテージをヒントに作成されている。
機関車での、炭をくべる人や、技術員等に由来し、襟の無いワークジャケットが産まれ、後の屋内での作業着として定着していったのでしょうか。
確かに屋外では、襟を立てれた方がいいに決まっている。埃や風の侵入を防ぎ、何ならチンストラップまで配置され、徹底的に防寒にも繋がるディテールまで備えているものもある事から、必要不可欠な箇所である。
当時の写真からは、あくまで労働着としてしか扱われていない事が良くわかる。オーバーオールの上着として着ている人もいれば、中に着ている人もいる。その意図しない重ね着の”こなし”が、ファッションとして楽しめるポイントなのだろう。
今モデルは、ようするに作業中に、襟がある必要がなかったと言う、効率且つ、機能的なデザインが合理的なアメリカらしさを感じる点の一つであり、私にはグッとくる訳なのです。


機能的な運動性を確保したラグラン仕様に加え、従事する職場によっては、邪魔にならないよう配慮された裾が短いデザイン、ボタン、また、簡素に配置されたホームベース型のパッチポケットとのバランスは、非常に整っているポイントだと思う。

前身頃のカッティングも特徴的

ボタンは当時のメーカーが趣向を凝らした宣伝効果もあったであろう刻印入りのボタン

ボディの色によってボタン色も変える拘り

かんぬきのステッチは縫製デザインのアクセントに

極めつけの、襟周りの見え方は、絶妙な深さとVライン。
色が効いた縫製から主張するデザインも潔い。

肩周り、身頃から袖先に走るトリプルステッチが、ここぞとばかりに武骨なムードを加えてくる。

後ろ姿なんかは最たるもの
そんな武骨な縫製仕様と、襟の無い何だか気の抜けたようなムードが同居している所が、私にとっては、心地良いポイントなのである。
生地は、インディゴで構成されたオックス。

まるで柔道着のような見え方さながら、クタっとした風合いが表れてくる。凹凸のある生地に加え、深みのある緯糸との、奥行きあるコントラスト、また肌あたりの良さを実現するでしょう。

淡い色合いは、緯糸はムラのある生成の糸を使用しており、濃い色と違い、長年着用しているようなヤケ感を表現してある
私はもっぱら、このスタイルの愛用者。カーディガン感覚派です。
お試しくださいますと嬉しいです。
YAMA