Tied Up Style ~ENGINEERED GARMENTS Loiter Jacket~

柳井 純一 2021.09.24

夜更かしの皆さん、こんばんは。

木曜日担当のJUNICHI YANAIです。




弊社事情ではありますが、9月半ばと言えば、新しい出会いもあれば一時の別れも。

先日の佐久間のブログにもありましたが、店舗を抜けるスタッフ、店舗間を異動するスタッフ、9月半ばは色々とスタッフが動きます。

そして既にご存知の方も多いかと思いますが、自分が所属しているビームス プラス 有楽町よりYOSHIDAがビームス 辻堂へと異動となります。

持ち前の明るさと、誰しもが認めるその真面目っぷりは当店でも絶大な信頼をおけるスタッフです。

もちろん会社を辞めるわけでもなく、会えなくなるわけでも無い為、そんなに気構える必要はないのですが、やはり少し寂しくも感じます。

感傷に浸りつつも・・・本日が最終出勤日という事もあり、出勤メンバーでパシャリ。



次の新天地、STAFF YOSHIDAが丸の内・有楽町スタイルから、湘南の風を浴び、新しいスタイル・提案を乞うご期待下さい!






さてさて・・・

いよいよ9月半ばから10月にかけ、本格的に新作の入荷ラッシュです。

日々店頭には大量の新作が入荷し、あれやこれやと試着してみたり、コーディネートを考えてみたりと・・・

とにかく秋冬好きの自分には最高のシーズンに突入しました。

ビームスのクラブ会員のポイントアップキャンペーンも相まり、店頭から早々と無くなる商品も。

本日は毎シーズンお客様、スタッフに人気が高い!?あのジャケットをご紹介致します。



ENGINEERED GARMENTS Loiter Jacket グランチェック
カラー:ブラウンオレンジ
サイズ:XS、S、M、L
価格:¥51,700-(税込)
商品番号:38-16-0157-334



ENGINEERED GARMENTS Loiter Jacket ローデンクロス
カラー:ローデングリーン
サイズ:XS、S、M、L
価格:¥62,700-(税込)
商品番号:38-16-0130-334


ラペルのディテールやこの力の抜けた雰囲気ですぐ分かる方も多いはず。

ENGINEERED GARMENTSのLoiter Jacketです。

毎シーズン、様々な生地で提案され、少しずつマイナーチェンジをされてきた定番アイテムです。

もう何シーズン目だろうか・・・と思わされる位にBEAMS PLUSでも毎回仕入れされているモデルで、入荷するやいなや即完売してしまう事もしばし。

良い意味で形には癖が無く、気軽に楽しめるジャケットとして本当に素晴らしいアイテムです。




以前、春夏のシアサッカー生地でサミュエル金子がLoiter Jacketについて紹介していましたが、こなしはカジュアル&リラックススタイル。

インナーにはカットソーやポロシャツ、ニット等・・・襟付きのシャツに囚われずに合わせられるのが最大の魅力です。

ただ、せっかくならタイドアップスタイルにも重宝する!と言うのを改めてお伝えしたく、今回はご紹介させて頂きます。




今回のLoiter Jacketは2ファブリックでご用意しております。



まずはBEAMS PLUSでもお馴染みのグレンプレイド。ただ、見慣れたグレーやブラックとは違い、ややカントリー調な配色パターンです。

ブラウン、オレンジ、グリーン、バーガンディー・・・多色使いをする事で華やかさも感じさせてくれます。



ご存知の方も多いかと思いますが、今一度ディテールのおさらいを。

ボックスシルエット、パッチ&フラップの3ポケットはアメリカンなスポーツコートを踏襲しています。





ただ、ウェストにはサイドアジャスターが付き、多少ウェストをシェイプさせて見せる事も可能です。

このアジャスター、スタイルに合わせて調整するも良し、パンツのシルエットに合わせて調整するも良し。

個人的にはカジュアルごなしは絞らず、スポーツコートごなしの際は絞るのがオススメです。



袖は腕まくりや、ターンナップのアレンジが楽しめる様、袖口は本切羽仕様。

スポーティーかつ軽快な着こなしが出来る為、ロイタージャケットには欠かせられないディテールの1つです。





ラペルの上部に付いたストラップ&ボタンホール。

立ち襟にする事でその実用性が実感できます。

チンストラップの役割を果たし、首周りの防寒性を高めます。

以前にサミュエル金子が『立ち襟にする事でヨーロピアンワークの見え方』と言っていた通り、スタイルの雰囲気もガラッと変わります。




馴染みある3パッチポケット、着こなしの微調整が加えられるディテール、そしてざっくりと羽織れるフィッティング。

実際に着用し、コーディネートを組むとその汎用性の高さに驚かされるのがENGINEERED GARMENTS Loiter Jacketです。




せっかくなので全身のスタイリングを。

本日最終出勤という事でSTAFF YOSHIDAに着用してもらいました。


潔くベーシックな白のドレスシャツに、ジオメトリック柄のネクタイでタイドアップスタイル。

ボックス調のシルエットには、やはり太めのパンツが相性抜群という事で…ワイドなチノトラウザーズでコーディネートしています。

カットソーやニット等、カジュアルなこなしももちろん良いですが・・・やはり彼らしい"スポーツコート"ごなしでまとめてくれています。



ツイードのジャケットをよりライトにしたイメージで、化繊混紡のウールファブリック。

クラシックな生地柄の見え方や、秋冬のウェアと容易にマッチする色合い。

10月ぐらいから本格的に着用が楽しめそうな一着です。



続いては独特な深みある色が特徴のLoden Cloth。

元々は狩猟等のハンティングウェアに用いられていた生地で、その中でも代表的な色がローデングリーンです。

森林に馴染むこの緑は、決してミリタリー等のオリーブやセージグリーンの色とは違い、独特な深緑です。



見る場所の照明、時間帯によってはチャコールグレーやブラックに見える程、黒に近い深緑です。

見た目は目の詰まった重量感ある縮絨ウールですが、着ると驚くぐらい軽く、まだこの時期だと暑すぎる位保温性が高いです。



このLoden Clothも先程紹介したチェック生地同様に化繊をブレンドする事でよりライトかつ取り扱いし易い生地となっております。

Loiter Jacketの気兼ねさに、化繊混紡のライトなLoden Cloth。個人的には型と生地の選定がとてもツボな一着です。



ハンティングウェアの生地として生まれたLoden Cloth、やはりコーディネートは少しカントリー調に。

タイドアップと聞くとやはりファッションではハードルが高くなりがちですが・・・今回はBEAMS PLUS新作のタータンチェックのネクタイをチョイス。クラシックスポーツのポロをデザインに、タータンチェック等、このジャケットとの相性は抜群です。

深みあるグリーンにオリーブのミリタリーパンツ・・・と行きたいところですが、タイドアップスタイルなら少し華やかさもプラスし、オフホワイトのファティーグパンツ。

見た目の重厚感とは裏腹に、非常に軽く、抜群に着易い一着のLoden Clothです。





と何だかタイドアップスタイルを全面に推してしまいましたが、やはりLoiter Jacketは何よりも"カジュアル感"が最大の魅力。

着用する方の解釈次第では如何様にも着こなしが楽しめるはずです。

今シーズンのLoiter Jacketも外れなし。

初めて購入を検討されている方、このモデルの虜になられた方・・・是非お早めにご検討下さいませ。





JUNICHI YANAI