VACATION

Masao Mimoto 2017.05.25

今年はなかなか気温が定まらない感じがします。

夜は何かと気温が低く、風が吹けば思わず何かを羽織りたくなるほどです。




そんな状況とは違ってどのセレクトショップも早くも夏を感じさせるアイテムとそれを引き立たせようとした陳列で華やいでいますね。ビームス プラスも毎月その時期に見合った、もしくは少し先を見据えてウィンドウディスプレイを作成しています。




『テーマどうする?』

『あのコラボアイテムの発売に合わせるか?!』

『イメージする年代は?』

『キーワード・キーカラーはあれか?!』

『アノ部分は?、アソコは?』

『いや、ここはこういったストーリーがあって・・・』

『備品はこれは使える?!』

『いやもっとこっちが・・・こうで・・・』




毎回、ディレクターの溝端・バイヤー金子、メンズカジュアルのヴィジュアルマーチャンダイザーのチーム、各部署の担当者が集まり細部にわたりミーティングを重ねてウィンドウディスプレの作成に至っています。




ビームス プラスはレーベル コンセプトがアメリカの黄金期と言われる1940年代中頃~60年代中頃を一つのテーマとして掲げています。提案するファッション・ウェア・アイテムそれらは現代的なエッセンスを織り交ぜ提案していますが、ウィンドウディスプレイともなるとアイテムが際立つようにその当時のアメリカを彷彿させるようなストーリーもイメージしながら実はディスプレイを作成する事もあります。




では早速・・・











今回、ビームス プラス 原宿にてご紹介しているアイテムは・・・




ts(S)の別注オープンカラーシャツ

(※詳しくはhttp://www.beams.co.jp/blog_label/beamsplus/?staff=1094)




これはアメリカはニューヨーク ブルックリンの南端に位置する“コニーアイランド”をイメージした一幕・・・

当時アメリカでも有数の大きな遊園地とビーチがあった人気リゾート地、毎年何百万人ともいわれる人がここを訪れては夏を満喫した所で有名な場所。そこへ来た青年2人はこれからどんな夏を過ごすのか??・・・




1人はポケットにキャンディを2つもポケットに入れていますね。当時のティーンエイジャーにはこういったスチュエーションで綿菓子やキャンディは必須だったみたいで、もしかしてこれから来るガールフレンドを待ってるのかもしれませんね。




また、彼らの服装に注目してみると・・・

オープンカラー シャツにハイライズのバギーなシルエットのパンツ、これも当時の彼らには欠かせないファッションでした。少しだけ詳しく説明すると、当時はトップスのシルエットはどちらかと言えばボックスシルエット(広い身幅)で着丈が短く、コーディネートするパンツはトップスに合わせたかのようにリラックスしたフィッティング(太ももから裾にかけて太い物)で、その大きなシルエットから男性的な力強さをアピールするスタイルがとても好まれていました。




昨今、ファッションアイテムとして盛り上がりを見せている“オープンカラー シャツ”

ビームス プラスは今も昔も変わらず提案させて頂いています。2017春夏もこの様なエッセンスを取り入れ、または感じながら楽しんで頂ければと思います。もしビームス プラスにお越し頂けた際にはウィンドウディスプレイにも注目頂ければとオススメさせて頂きます。もしかすると私たちとはまた違ったストーリーで“オープンカラーシャツ”を楽しんで頂けるかもしれませんね。






そして次はビームス プラス 有楽町のウィンドウディスプレイに場面を変え・・・





Mimoto