夜更かしの皆様、こんばんは。
水曜日担当のJUNICHI YANAIです。
今週は私、来週は皆様お待ちかねのSAKUMAとバトンタッチいたします。
楽しみにされていた方、来週の楽しみにお待ち頂けたらと思います。
サムネ画像も今週より新しく変更してもらいました。
笑顔を作るのが本当に苦手(嫌いなわけではないです。。)でして、少し気恥しも感じつつ・・・
サムネが変わって気持ちも一新。
ブログもより新鮮に感じられる様、書いてまいりますので是非毎週水曜日深夜1時のブログをチェックしてください。
さて、先日ビームス プラス 有楽町のInstagramアカウントでLIVE配信しました
《KENNETHFIELD×BEAMS PLUS》について。
静岡県民の師弟関係でもあり、KENNETH FIELD愛用者の二人。
今思うと・・・静岡の地元で先輩後輩の関係が、東京という別の地で、しかもBEAMS PLUSレーベルに所属し、更にはビームス プラス 有楽町で働くという
長く身近に付き合えるのは羨ましいな(笑)と、改めて思わされます。
で、LIVEに関してはKENNETH FIELDのアノ名品の別注について。
緊張しつつも、師匠のセクシーSHIMAMUKO・弟子のTeam96 SAKAMOTOがしっかりとご紹介させて頂いております。
是非、お時間ある方はご覧ください。

という事で、本日は改めて自分から
KENNETH FIELD×BEAMS PLUSのGrukha Trouserについてお話させて頂きます
既にBEAMS PLUSをご利用してくださっている方でしたら一度は目にされているかと思いますが
KENNETH FIELDが2012年設立当初から、デザイナー草野氏が提案し続けているグルカトラウザー。
特徴的なウエストベルトに加え、何よりも草野氏自身がスポーツコートの組下に合わせているのが特に印象的です。
グルカ兵・・・イギリス陸軍の歩兵旅団でもあり、ネパールの山岳民族からなる戦闘集団。
所謂、ブリティッシュアーミーのパンツからインスピレーションを取ったモデルです。

小柄なネパール人でもベルトレスで履けるクロスされたウエストディテール。
自分の解釈ですが・・・より正統派・フォーマルな見せ方をするならベルトレスが一般的なことから、
KENNETH FIELDのドレストラウザーズとしてこのミリタリートラウザーズを選定したのかと。
今ではスポーツコートに対して、グルカトラウザーズという組み合わせは
BEAMS PLUSとしてはスタンダードな着こなしであり、特に愛用者が多い!?スタッフ全員着用!??しているビームス プラス 有楽町ではよく見かけるコーディネート。
とは言っても、自分の記憶だとこのコーディネートが定着したり、他社でもその様な着こなし・アイテムが増えてきたのもここ3~4年くらいの認識。
スポーツコート(ジャケット)に"グルカトラウザーズ"とはやはりKENNETH FIELDが一番最初に取り入れ、やり続けていたからこそだと思っております。
KENNETH FIELDではベーシックであり、BEAMS PLUSではスタンダードなグルカトラウザーズ。
今年の2023 Autumn&Winterでもコラボレーションアイテムとして店頭に入荷してきています。

KENNETH FIELDのスポーツコートないしスーツと言ったトラディショナルアイテムで使われる事が多い、イギリスの名門 FOX Brothers。
今回、BEAMS PLUSとして採用したのが代表的なFOX Flannelより、Prince of Wales Checkをセレクトして頂きました。
通称グレンチェック、グレンプレイドと言われる正統派なチェック柄。
FOX Flannelによるフランネル生地は肉厚ながら、Merino Wool 100%というカシミアタッチに近いしなやかさ。
それでもってトラディショナルな柄を忠実に再現し、柄域もはっきりと見えるのが魅力的です。
生地を見て頂き、触って頂き、身に纏って頂ければ・・・その上質でありながら、トラディショナル・クラシックという点はしっかり感じて頂けるはずです。

今回、BEAMS PLUSの拘りとして"トラディショナルなグレンチェック"を草野氏にピックアップして頂きました。
このトラディショナル・・・という表現は、白地に黒格子といった、柄域がハッキリと見えてくる点。
これがグレーの地に黒格子だと、モダンな雰囲気がグッと上がるものの、せっかくBEAMS PLUSでやるなら・・・という事でよりトラディショナルな生地を選んで頂いてます。

肉感がある事で、裾にかけれしっかりと生地が落ち、
今回採用したGrukha Ⅱ(ワイドストレートパターン)とはとにかく相性抜群。
先ほどお伝えさせて頂きましたMerino Wool 100%の上質なしなやかさにより、歩いている時や風に吹かれたとき・・・非常に上品なドレープ感が生まれます。
今までのGrukha Ⅱのイメージはドレープ感というよりも、シルエットが直線的に見える生地。
今回、この生地を選定する事で見事なまでにドレープ感が表現されました。
まさに今までとはシルエットの映え方がとにかく新鮮。

英国陸軍由来のトラウザーズをベースに、英国高級生地を用いた特別過ぎる一本。
早速購入した
私とビームス プラス 有楽町の期待のホープであり、チェックラバーでもあるKAMIMOTOと一緒にスタイリング。

まずは私。
やはり合わせとしてはスポーツコートでのスタイリングを楽しみたい。。
という事でグレーのホームスパン生地のダブルブレステッドジャケットに、ピュアホワイトのタートルネックセーターを。
冬になると必ず取り入れたくなる『ウィンターホワイト』。
ニット生地やホワイトバックス、それらに合わせたい今回のグレンチェック。
あくまでもこのエレガントなシルエットとのバランスをイメージし、トップスはリラックス感あるウェアでまとめています。

ニットやスウェット、それらの中間着を着用した際、思い切ってタックインするのもありです。
トラウザーズの印象・主役感が強くなり、ストイックな着こなしも楽しめます。
足元はホワイトバックスのビーフロールペニーローファーで軽快に。
色数を抑え、グレーとホワイトの組み合わせでスポーツコートスタイルの組下に。

一方、KAMIMOTOはというと・・・
トラディショナルな柄を使用したトラウザーズをベースに、彼らしいプレップ感を意識したアスレチックスタイルを。
ツイードのパッチワークコートにスウェットパーカー?と思いきや、トラウザーズの素材に寄せてウールフリースのニットパーカー。
ニットやツイード、ボタンダウンシャツにニットタイ・・・プレッピーなイメージを持ちつつ、素材感で彼なりのアレンジを加えたコーディネート。
スポーツコートとの組み合わせも良いですが、こういったカジュアルウェアとも相性抜群。
ツイード、フランネル、ウールニット、スウェットシャツ・・・冬の素材・生地とどう合わせるか。
トラディショナルな真面目顔であり、FOX Brothersの上品さが全面に出る一本ですが、
あくまでもファッションアイテムとしてコーディネートは自由に。

今までのグルカトラウザーとは顔付きが変わり、新鮮さを与えてくれる一本です。
もちろん、KAMIMOTO、私も購入し、どう合わせるかあれやこれやと楽しく悩み中。
店頭で見て、試着して、洋服と組み合わせて頂きたい別注モデル。
まさに買って頂く"べき"KENNETH FIELD×BEAMS PLUSのGurkha Ⅱ FOX Flannel。
にお問合せ、お試し頂ければと思います。
それでは来週はSAKUMAへバトンタッチ、是非お楽しみに。
JUNICHI YANAI