始まりました、深夜1時。
「山田兄弟のAll Night BEAMS PLUS」
金曜日深夜は山田兄弟が隔週で、皆様にビームス プラスの魅力をお届けします。
どうも、こんばんわ。山田(弟)です。
さて、リスナーの皆様は体型維持はどうゆう風にされていますか?
私は、東京に来て数年が経ち、ここ最近身体が重いなと感じていた所....
なんと11キロ増量と30歳を過ぎたあたりから気にはなっていましたが、
数年歯止めが利いていません笑
原因は、365日食べているスナック菓子とお酒のせい。。。
体型維持や良いダイエット法あれば是非お会いした際に教えて下さい。
さて、そんな立ち話は一旦置いておいて....
BEAMS PLUSのNEW UPDATEをした私オススメのバルマカーンコートをご紹介させて下さい....
今回は文字数多めです。笑
だらだらと最後まで、お付き合いください。
カラー:S、M、L、XL
タイトルの通り、コートは「大きく纏うもの」
スコットランド北部の地名に由来する
バルマカーンコート。日本でいう所謂ステンカラーコート。
とはいえ、そもそもは1850年代前後から着られていてたケープ型の雨ガッパがルーツとなっているようで
それが進化して出来上がったアイテムが「バルマカーンコート」
イギリスからアメリカへと渡り、徐々に普及した1940年代までは、一部の富裕層が着用する為の
レインコートでありました。
それが徐々に浸透し始め、50年代には当時誂えもの中心であったアイテムをアメリカブランドが大量生産に
落し込み、どんな方へも提供しやすい誰でも手に入れる事が出来るようなアイテムに変化を遂げて
いったのです。
私は50年代当時物は、ストアブランドのヴィンテージカタログでしか見た事は無いのですが、
やはりこの時代には活発に試行錯誤しながら展開していたのであろう。。。と推測しています。
そして、一般大衆に大きく広がりを見せたアイテムだと....
当時、英国生地に負けないくらいのテキスタイルの開発やユニークな裏地の使い方や色柄など....
各ブランド様々で、カタログを見ているだけで面白いんです。
BEAMS PLUSでも最も定番型コートの一つとしてラインナップさせて頂いているアイテム。
その代表的なディティールはというと....
袖付けは、腕の可動域が広いラグランスリーブ...
肩先部分を良くみていていただくと何か気になる所がありますね。
そうなんです。こちらは、所謂「1枚袖パターン」である事。肩先部分のシームが無い為、
袖先にかけてストンと落ちる非常にプリミティブな見え方が個人的に好みです。
わかりやすくいうと....
公園の遊具でいう所の「滑り台」のような....笑
1枚の生地で脇下部分に繋ぐ為に、生地分量を多く取らないといけない所がポイントです。
なんで、多く取らないといけないの?と思いの方も多いはず。。。
理由は、単純で可動域(スペース)の確保が取れない為。
必然的に、ゆったりとした袖周りになる訳です。
フロントは雨や風の侵入を防ぐ為に、ボタンを隠した比翼仕立てが基本です。
そして、生地は古くから用いられてきたコットンギャバジンが代表的なんです。
ただ、今回「生地アップデート」もしてくれています。
経糸のコットン糸を表面の毛羽を焼いて強撚した糸にしています。
緯糸は、2つで1つの糸に撚って出来たポリエステルを交えて織ることによるドライなタッチもポイントです。
コットン本来の吸湿性はそのままにシャリ感やドレープなどの優れた特性を持っているのが良いのです。
非常に風合いの良いファブリックに仕上がっているので、個人的に購入を検討中です。
そして....
60年代頃のムードを演出している、
小ぶりな襟型。
そして、私の好みのディテールの一つである
タブ付き仕様....
そして....
深く取られたベントに....
ポケットディテールと当時の名残りを
感じさせるデザインに仕上がっています。
このスルーインにもなる
ポケットは、非常に便利です。
内側のジップを開いて頂きますと、トラウザーズのポケットにアクセスが可能です。
私の場合、トラウザーズのポケットに良く小銭を入れているので重宝するんです....
袖口幅も、丁度良いんです。
※個人的な主観
そして....
コート裏側はというと....
チェック柄の裏地が貼られて、両サイドには
携帯電話がすっぽりと入るサイズのポケットを完備。
そして、蹴回し(裾周り)部分....
こちらポイントです。
写真をご覧頂きますと、
内側チェック裏地の裾と表地の裾が
バラバラで縫われていないのがわかります。
これは、50・60年代のコートには多かった
仕様の一つ。縫製ミス?なんて思ったり。。。
そもそも、なんで縫い合わせしていないのだろう?この当時、生地の縮率の関係で裾部分はフラシで対応していたのが理由です。共に縫い合わせしまうと、コート本来の形が崩れてしまうからです。
生地が波打ったように泳いだり、表側の生地裾がツレる現象が起きてしまう為。
当時テキスタイルが発展していくなかで、生地の縮率が読みきれなかったのではないか?と考えます。
と、いった具合で当時のムードを演出しています。
とはいえ、自分がもし作り手側であれば、
縫い合わせをしていないので内側が覗かれてしまいますよね笑
その為、内側もある程度綺麗に
仕立て無ければいけないプレッシャーはあるのでは?と、思ってしまいます。
当店スタイル提案です。


是非、トラディショナルスタイルの
これからの相棒として上から羽織ってみてください。
「纏うもの」....
「大きくなるほど」....
「怖くない」....
今年の目標は、お腹周りのダイエット。。。
では皆様、次は2/5(金)
深夜1時にお会いしましょう。
p.s. 兄(広志)は、オーバーコートで迫力を。
弟(正志)は、オーバーコートで身を隠す。
only this one!
enjoy clothes!!
YAMADA brothers
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