オーセンティック誕生

金子 茂 2020.10.20

こんにちは。


いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

All Night BEAMS PLUS 月曜日を担当しますバイヤーのサミュエル金子です。

皆様先週はいかがお過ごしになりましたか?

私は現在ビームス プラス 原宿で開催しています”WAREHOUSE Nonpareil Browse ORDER FAIR"にお店立ちしました。

沢山のお客様にご来店いただき感謝しております。

どの生地も魅力的で悩まれるお客様とお話しながら私も悩んでいました。(笑)

本当にどの生地も魅力的なんです。

店頭でご用意しています経年変化サンプルをご覧いただければ、ヴィンテージさながらの長年着込んだようなイメージもしていただけます。

ビームス プラス 原宿では今週末まで開催しておりますので、お時間あれば是非お立ち寄り下さい。


今週も退屈しのぎでも構いません(笑)。レギュラーメンバーから新作アイテムや洋服の楽しみ方をお伝えさせていただきます。


今週はイベント開催中の<ウエアハウス>別注スウェットをご紹介します。

まずはパーカーです。

1960年代のアメリカアスレチックウェア全盛期からその後、量産化によって素材がコットンに化繊素材が混入が始まる時代の最後のヴィンテージらしい風合いを持ったスウェットパーカをイメージして製作したモデルになります。

その時代はカジュアルウェアとして学生がキャンパス内でスウェット着るようになり、デイリーウェアとして普及した時代です。

生地、綿糸の2本針縫製、リブの太さなどクラシックな雰囲気を残しながらも、フード、ポケットディティールでそんな時代感を表現しています。


WAREHOUSE × BEAMS PLUS ヴィンテージ スウェットパーカー
カラー:HEATHER GRAY、OLIVE
サイズ:38、40、42
価格:¥17,000+税
商品番号:11-13-2996-386

生地は<ウエアハウス>オリジナルの裏毛生地を使用しています。

アスレチックウエアがウールからコットンに切り替わる時代は、「セーター」から「スウェット」に切り替わることで、「保温性」が求められていたと考えられます。

その問題を解決するべく、当時のコットンスウェットの裏毛部分には「起毛」がかけられていました。

ウールの保温性に対して、コットンの柔軟性とボリューム感でそれをカバーしようとしたことがうかがえます。

1920年代から1930年代のアメリカのアスレチックウェアカタログには、「コットン・フリース・ラインド」とかかれており、これは「内側がフリースのような起毛のかかった・・・」という説明です。

裏毛のままではなく、この部分がヴィンテージスウェットの特徴であると考えているため、日本では丸胴のまま裏起毛をかける工場が激減しているなか、この仕様を<ウエアハウス>では再現しています。

丸胴で裏起毛の一重仕様のため、柔らかい生地感と過度なボリュームがないため、レイヤードもしやすく着用できます。


フィールドで手がかじかむことのないよう設計されたフロントポケットは洗い、縮むことで手をいれやすく膨らむよう地の目をヨコにとって付けられています。

この仕様は<ウエアハウス>で所有していた当時のスウェットから採用しました。

スウェットがダブルフェイスでアウターとして着用されていた時代からこのポケットで寒さから耐え忍んでいたことが機能的に変化していったことから窺えます。

着用しているこちらは私の私物で、すでに膨らみ始めており、洗濯も数回行っているため地の目の表情も雰囲気良く変化してきています。


リブは袖口、裾口ともに丸編み仕様で切り返しがないため、クラシックなルックスと着用時のフィット感の良さを感じていただけます。

リブのテンションも丁度良く、馴染みも非常に良いです。


フードはダブルフェイス仕様にしています。

シングル仕様ですと着用時フードが寝てしまうためです。

着用した際のフードの見え方、また保温性も考えこの仕様を採用しました。

スピンドルのホワイトの丸紐、先端が鋭角なフードの形状はその年代のデイリ―ウエアらしいルックスを演出します。


今シーズンは新色のOLIVEとHEATHER GRAYの2色で展開しています。

OLIVEは”United States Marine Corps 略称USMC”のスウェットをサンプリングして色出しを行いました。

ミリタリーライクなカラーが魅力です。


私はスポーティーアイテムとアウトドアアイテムのミックススタイルでコーディネート。

学生がデイリ―ウエアを着用しながらアウトドアに行く、そんなストーリーをイメージしてみました。

フードは当時の写真から窺えるような保温性を上げるために最大限スピンドルを引き結んでいるところもポイントにしています。


次にクルーネックスウェットのご紹介になります。

こちらのスウェットシャツは、1920年代から1930年代につくられたモデルをベースに製作しています。

クラシックな前後差のないネックラインの仕様は、首回りが徐々に開くことで自然にフロントのネックラインが拡がる設計となっています。

着脱をしやすくするヴィンテージライクな両Vガゼットも採用しています。

短めな着丈にゆとりある身幅、直線的に取り付けられた太い袖で脇に溜まるそのルックスはクラシックな魅力が詰まったクルーネックスウェットです。

こちらも綿糸の2本針縫製、生地はパーカーと同じ<ウエアハウス>オリジナルの裏毛生地を使用しています。


WAREHOUSE × BEAMS PLUS 両V クルースウェット
カラー:HEATHER GRAY、スミクロ、OLIVE、BLUE
サイズ:38、40、42、44
価格:¥13,500+税
商品番号:11-13-2995-386



こちらのカラー展開はOLIVEに加えて、HEATHER GRAY、BLUE、スミクロの4色展開になります。


こちらはミリタリーチノに<オールデン>マンソンオックスを合わせた王道ミリタリースタイルでコーディネート。

クラシックなスウェットの型にはストレートなパンツが相性良く、ラギットさを演出してくれます。


ブログを最後までご覧いただきありがとうございました。


ヴィンテージを突き詰める先にオーセンティックが生まれる。


気になった方は是非店頭又はオンラインストアをチェックしてみてください。


サミュエル 金子