2/23(祝・木)スタートの『OKINAWAN MARKET 2023』に並ぶ手仕事より、今回は<読谷山焼 北窯>松田共司工房をご紹介いたします。

昨年開窯30周年を迎えた<読谷山焼 北窯>。
1992年6月の初窯から登り窯の煙を絶やさず、13連の共同窯を松田米司さん、松田共司さん、宮城正享さん、與那原正守さん、4人の親方と弟子たちとともに守り続けてきました。

伝統と進化を両輪に、美しい手仕事が実践される<読谷山焼 北窯>のやちむんに多くの方が魅了されてきたことと思います。

沖縄の焼き物の良さである力強さ。食卓に並べられるようなやちむんからも、実際に料理を盛り付け、手に持ち、眺めることで感じることのできる魅力ですが、大きな焼き物から放たれる力強さというものをぜひ暮らしの中で感じていただきたいと、今回共司工房にてこちらを買い付けてまいりました。

共司さんの代表的な仕事である、厨子甕をアレンジした切立ちに大胆な打掛を施した作品です。
沖縄の伝統的な骨壷である厨子甕。時代の流れと共に本来の使われ方としての厨子甕は姿を見せなくなりました。
現代において力ある厨子甕を作ることのできる陶工は多くありません。共司さんは厨子甕特有の伝統的な形だけでも残したいと、厨子甕の屋根を取り、四角いフォルムを活かした切立ちを作るようになったといいます。
雑器とは違う土の調合をして、型枠を作り、角を起こし脚を付けるという多くの工程を踏んでできあがる角物。
<fennica>で特別に依頼したこちらは、白化粧、緑釉、飴釉と沖縄ならではの三彩が打ち付けられた角鉢です。

<松田共司 × fennica>角物
価格:¥52,800(税込)
商品番号:66-99-0326-527
厨子甕の表面には蓮の花などの装飾が付きますが、装飾を無くし自由なデザインにしています。脚に向かいややくびれたフォルムも美しい。

もともと底に穴を開けた鉢も作っておられますが、穴を開けず鉢カバーのイメージで作っていただきました。

鉢以外にも花を活けたり、物を入れる受け皿としたり、自由に使っていただけたら嬉しいです。
そして傘立てとして使われることをイメージして作られた切立ち甕。

<松田共司>打掛切立甕
価格:¥71,500(税込)
商品番号:66-99-0324-527
化粧度を打ち付けてから透明釉を掛け、乾燥させた後、筆や藁、手を使ってコバルト釉を打ち付けています。

ダイナミックな加飾は、まさにアートであり、ただそこにあるだけで格好良い。

登り窯での焼成時には、雑器の前に置くことで火の回りをよくする役目も果たすのだそう。
強く焼かれた表情は大物だからこそ感じ取れる魅力がありますね。
伝統の力から生み出されたアートピースともいえるモダンな作品を、ぜひその目で手で触れて体感ください。
『OKINAWAN MARKET 2023』
会期:2/23(祝・木)-3/8(水)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO
※イベントに並ぶ商品は、会期中お取り置き・お取り寄せ・通販ともに不可とさせていただきます。お問い合わせは[☎︎03-5368-7304]へお電話ください。
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Mori
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